ネスプレッソ「ヴァーチュオ」から、ミルクレシピ対応機種登場 - カフェラテ好きは欲しくなる最新型コーヒーマシンだった【取材レポ】

ネスレネスプレッソは5月9日、カプセル式コーヒーメーカー「ヴァーチュオ」から、シリーズ初となるミルクレシピ対応「ヴァーチュオラティシマ」を発売します。

発売に先がけ開催されたローンチプレスセッションには同社代表取締役社長のシルヴァン・シマール氏も登壇し、新商品のお披露目と共に今後の展望を語りました。

カプセル式コーヒーメーカー「ヴァーチュオ」から、シリーズ初となるミルクレシピ対応「ヴァーチュオラティシマ」が発売される

■最新機種は、プロが淹れたような味わいのミルクレシピコーヒーを体験できる

ネスプレッソが展開するカプセルコーヒー専用コーヒーメーカーの中でも「ヴァーチュオ」シリーズは、同社が独自開発した「セントリヒュージョン(遠心力抽出法)」を搭載したモデルで、日本には2020年に上陸しました。

カプセルを回転させながら遠心力を使ってお湯を注入し、カプセル内のコーヒー挽き豆全体にお湯を行き渡らせ蒸らすことで、コーヒー豆ごとのアロマと味わいを引き出します。

さらに、コーヒーカプセルのふちに記載されたバーコードには抽出に最適な設定(カップサイズ、回転数、注入湯量、湯温、湯とコーヒーの接触時間など)が記録されていて、コーヒーメーカーにセットすると自動で読み取り抽出してくれます。

「ヴァーチュオ」はカプセルに記載されたバーコードに、最適な抽出設定が記録されている

「ヴァーチュオ」で楽しめるカプセルは30種以上

そんなテクノロジーを活用し高品質なコーヒーを手軽に味わえる「ヴァーチュオ」から今回新たに発売されるのは、ミルクレシピにも対応した「ヴァーチュオラティシマ」です。

「ヴァーチュオラティシマ」

手前に設置された透明なミルクタンクに牛乳を投入することで、本格的なカプチーノやラテマキアートなどをワンタッチ操作で味わうことができます。

手間のミルクタンクからフォームミルクやカプチーノなどを抽出できる

牛乳だけではなく植物性ミルク(豆乳やアーモンドミルク、オーツミルク)も使用できるので、より自分の好みに合わせた美味しいミルクレシピを手軽に楽しめます。

■抽出は簡単なボタン操作で

先ほど"ワンタッチ操作"とお伝えした通り、コーヒーの抽出は非常にシンプル。背面に設置された水タンクにコーヒー抽出用の水を、ミルクタンクに牛乳を入れたら、マシンにカプセルをセットします。

本体上部に縦に3つ並ぶボタンの中から、ミルクメニューを選んでタッチをします(上から順に、ホットフォーム・ラテマキアート・カプチーノボタン)。

間もなくミルクノズルからカップにミルクが注がれます。

ミルクの抽出が完了したら、マシン上部のコーヒー抽出ボタンを押します。

マシンがコーヒーカプセル裏面のバーコード読み取り、最適な淹れ方を自動で抽出してくれます。より自分好みの抽出をした場合は、手動で淹れ方を設定することも可能です。

香り豊かなコーヒーの上に浮かぶミルクフォームの泡はふわふわできめ細やか。「ヴァーチュオラティシマ」1台で、自宅にいながらカフェの味を堪能できます。

■「ヴァーチュオ」はプロも認める高品質なコーヒーメーカー

ネスプレッソと言えば、抽出したコーヒーの上にできる泡の層"クレマ"が魅力のひとつですが、イベントに登壇したトップミクソロジスト南雲主于三氏も「プロが淹れるエスプレッソと同等のクレマ」と大絶賛。さらに「ヴァーチュオ」について、さまざまなレシピが自動で抽出されることに加え、自分好みでカスタマイズしたコーヒーも楽しめる機能の素晴らしさを解説します。

トップミクソロジスト南雲主于三氏

プロであっても、コーヒー豆の鮮度を保つことのハードルや、淹れ方や淹れる人により味が変化することの不安定さから、"美味しいコーヒー"を"安定して"提供することは容易ではないと話す南雲氏。しかし「ヴァーチュオ」はカプセル式なので、常に鮮度の高いコーヒー豆から淹れられること、さらにマシンが最適にコントロールして自動抽出できるため、常に安定した品質で抽出できることをあげ、「家庭用としてのみならず、プロも使いたくなるコーヒーマシン」だと明かしました。

■コーヒー好きな日本人の"飲みたい味"に応えられる自信作

ローンチプレスセッションには同社代表取締役社長のシルヴァン・シマール氏も登壇。「ヴァーチュオラティシマ」の魅力をアピールしました。

ネスレネスプレッソ代表取締役社長シルヴァン・シマール氏

シマール氏は日本におけるコーヒー飲用率の高さ、中でもミルクと合わせた飲用者が多いことに着目。ミルクレシピに対応した「ヴァーチュオラティシマ」であれば、美味しいコーヒーが飲めるだけでなく、多くの日本人に好まれる「カプチーノ」や「マキアート」といったミルクレシピも含め、一人ひとりの細かなリクエストに応えられると強調します。