熊本県上天草市の上天草市海運業次世代人材育成推進協議会は、同市立登立小学校4年生に向け、「第三舛宝山丸」体験乗船会を三角港(宇城市三角町)にて3月18日に実施した。

この取り組みは内航海運をPRするとともに、市内の学生が就業する際、職業の選択肢のひとつになることを目的とした企画だ。また海運事業者との意見交換や商船に乗船することで、内航海運や船員の魅力を伝え地元海運事業者への就職を促す狙いがある。

「第三舛宝山丸」体験乗船会には、登立小学校4年生26名と引率教員5名の計31名が乗船。上天草市海運業次世代人材育成推進協議会ワーキンググループや熊本県海運組合に所属する市内・県内の海運事業者がスタッフとしてサポートを行った。

同議会による小学生を対象にした乗船体験は、今回が初めてとのこと。昨年12月に登立小学校へ体験乗船の相談に行ったところ、同校の田﨑校長はとても前向きで、当日の子どもたちの喜びと興奮も大きかったという。また実施後には「このような機会をまた設けてほしい、我が子も参加させたい」という反響も寄せられたそうだ。