英Nothing Technologyは、完全ワイヤレスイヤホンの新機種として、目を惹くデザインで手ごろな「Ear (a)」と、音質を強化した上位機種「Ear」を4月18日に発表。価格は、Ear (a)が14,800円、Earが22,800円。

  • Nothing Ear (a)

  • Nothing Ear

Ear (a)のカラーリングは従来機種と同様のホワイト、ブラックに加えて、Nothingブランドでは初となるイエローをラインナップ。手ごろな価格帯の“普段使いに最適なイヤホン”として3色で展開する。Earはホワイト、ブラックの2色。いずれも4月18日から予約受付を直販サイトで開始しており、4月19日からは蔦屋家電とKith Tokyo、ビームス、ユナイテッドアローズの9店舗において、数量限定の先行販売を行う。

2機種にはドライバーや各種性能などでさまざまな違いがあるが、共通しているのはNothingらしい透明デザインを継承していることと、高音質なLDACコーデックへの新対応、強化したノイズキャンセリング(NC)機能などが挙げられる。

  • 新製品をアピールするNothingのカール・ペイ CEO(右)と、4月からNothing Japanのマネージングディレクターに就任した黒住吉郎氏(左)

Ear (a)とEarの新機能として、OpenAIが提供する「ChatGPT」と対話する機能も提供。イヤホンと連携したスマートフォンにあらかじめChatGPTアプリをインストールし、Nothing Xアプリで設定する必要があり、左右イヤホンのどちらかのボタンにChatGPTを呼び出す機能を割り当てるだけで使えるようになるという。

ChatGPT連携機能は、スマホ向けの「Nothing OS」にも提供し、4月18日から「Nothing Phone (2)」において利用可能になる。その後、4月中にPhone (1)とPhone (2a)でも対応。イヤホンもChatGPT対応への開発を進めており、過去機種とサブブランドCMFの製品も含めて6月には対応予定とのこと。

各製品の詳細は追って更新する。

  • Ear (a)とEarは、「ChatGPT」を呼び出す新機能が購入時から使える

  • Ear (a)には、まぶしい明るさが印象的なイエローが登場

  • Ear (a)の概要

  • 3つの原色のなかから、“純粋主義のアプローチの末に、イエローを選んだ”という

  • Ear (a)ではLDACコーデックが利用可能。Nothing Xアプリを最新版に更新して、アプリ内の設定から「高音質オーディオ」(LDAC)をオンにする必要がある

  • 11mmダイナミックドライバーを搭載。PMIとTPUを素材とする振動板を採用している

  • Ear(ホワイト)

  • Earの概要

  • EarはLDACだけでなく、従来のEar (2)同様にLHDCコーデックもサポートする

  • 11mmダイナミックドライバーの振動板には、サウンドの豊かさを追求してセラミック素材を採用

  • Ear (2)のデュアルチャンバーを進化させ、2つの通気孔を追加することで左右イヤホン内の空気の流れを10%改善。歪みを軽減し、「全体的により鮮明な、比類のないオーディオ体験」を実現するという