俳優の役所広司が主演を務める、映画『八犬伝』(2024年10月公開)のキャストが18日、明らかになった。
■映画『八犬伝』八犬士キャスト明らかに
主演の役所が滝沢馬琴を演じ『八犬伝』の物語を書き上げた作家の姿を見せるが、今回はその馬琴が描く『八犬伝』パートのキャストが明らかに。天に飛び去った八つの珠に引き寄せられた八犬士として、犬塚信乃を渡邊圭祐、犬川壮助を鈴木仁、犬坂毛野を板垣李光人、犬飼現八を水上恒司、犬村大角を松岡広大、犬田小文吾を佳久創、犬江親兵衛を藤岡真威人、犬山道節を上杉柊平が演じる。そして里見家を怨み、その怨念で里見家を祟る八犬士の最大の敵である玉梓として栗山千明の出演も決定した。
公開された特報は、筆を握る馬琴に「あんた、何で戯作を書いているんだ?」と盟友・北斎(内野聖陽)が尋ねるセリフから始まり、運命に翻弄される八犬士の戦いをダイナミックな映像で捉えた八犬伝【虚】の世界と、その物語を生み出した馬琴の創作の神髄に迫る【実】の2つの世界の映像が交錯、「どうしてもやり切らねばならぬことがあるんだ」と生涯をかけて「八犬伝」を書き上げることに執念をにじませる馬琴のセリフで幕を閉じる。
さらに馬琴が思い描く世界で八犬士がエネルギッシュに躍動するティザービジュアル、馬琴と北斎、八犬士の場面写真も併せて解禁となった。
【編集部MEMO】
同作は日本ファンタジー小説の原点『南総里見八犬伝』をもとにした、山田風太郎氏の小説『八犬伝 上・下』(角川文庫刊)の実写化作。里見家にかけられた呪いを解くため、運命に引き寄せられる若き8人の剣士たちの戦いをダイナミックに描く《虚》パートと、180話に及ぶ物語を悩み苦しみながら28年もの歳月をかけて書き上げた作家 滝沢馬琴の創作の真髄、そこで生まれた奇跡の実話を描いた《実》パートがシンクロする物語となる。
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