マリオット・インターナショナルとホテルマネージメントインターナショナル(HMIホテルグループ)は4月17日、戦略的パートナーシップを締結。国内5都市にある既存のHMIホテルグループのホテル7軒を「マリオットホテル」および「コートヤード・バイ・マリオット」にリブランディングする計画を発表した。
リブランドにより新たに誕生する7つのホテルは以下の通り。
マリオットホテル(4軒)
- 浜松マリオットホテル(静岡県浜松市、現「グランドホテル浜松」)
- 京都マリオットホテル(京都府京都市、現「ホテル平安の森京都」)
- 神戸マリオットホテル(兵庫県神戸市、現「ホテルクラウンパレス神戸」)
- 沖縄マリオット・リザン・リゾート&スパ(沖縄県国頭郡恩納村、現「リザンシーパークホテル谷茶ベイ」)
コートヤード・バイ・マリオット(3軒)
- コートヤード・バイ・マリオット神戸(兵庫県神戸市、現「ホテルパールシティ神戸」)
- コートヤード・バイ・マリオット小倉(福岡県北九州市、現「ホテルクラウンパレス小倉」)
- コートヤード・バイ・マリオット北九州(福岡県北九州市、現「ホテルクラウンパレス北九州」)
なかでも浜松市と北九州市は、マリオットグループのホテルブランドが初進出をするエリア。7ホテル合計約2,200室におよぶリブランドは、マリオット・インターナショナルが日本で締結した単一の契約としては、最大規模のプロジェクトとなる。7ホテルは今後リノベーション工事を経て、2025年の秋から順次開業の予定(工事中も現ホテルの営業は継続される)。
「業務提携だけではなく、さらにワンランク上の戦略的パートナーシップを結ぶ。高付加価値そして地方部への誘客、この2つのポイントで5大都市のディスティネーションを世界の旅行者に提供していく」とHMIホテルグループの比良竜虎 代表取締役社長。
マリオット・インターナショナル アジア太平洋(中国を除く)プレジデントのラジーブ・メノン氏は、「旅行機運の高まりは大都市圏だけにとどまらない。今のところコロナ後の回復というのは、東京、京都、奈良、大阪あるいはその他のいくつかの都市に限定されてきたが、ここから本格的にインバウンド客が小さな都市にも訪れるようになる。まさにこれは日本が提供できる美しく多様な風景を旅行者に楽しんでもらう機会で、我々として期待しているもの」と語った。
日本国内でマリオットホテルは今年1月に開業した長崎など9軒、コートヤード・バイ・マリオットは3月に開業した福井など7軒を展開、7月には札幌にも開業予定。同氏は「47都道府県すべてで1マリオット以上展開したいと思っている」と意気込んだ。