2024年4月11日、マクラーレンは4月13日にオープンした「マクラーレン横浜」(横浜市西区みなとみらい6-2-13)にて新型車「アルトゥーラ スパイダー」をメディア向けに初公開した。このモデルは21年に日本でデビューした、「アルトゥーラ クーペ」のコンバーチブルモデルになる。
このモデルの特徴は、もともとアルトゥーラが持ち合わせていたサーキットから日常走行まで、オールラウンドにこなせる走りの魅力に、オープンエアの爽快感をプラスしたモデルだ(電動式のルーフは11秒で開閉できる。50km/h以下なら走行中でも操作可能)。パワートレーンはクーペモデル同様、排気量3LのV6ツインターボエンジンにモーターと7.4kWhの容量を持つ、バッテリーをプラスしたプラグインハイブリッドシステム。早朝や深夜の街では静かでジェントルなEV走行を、サーキットでは強力なエンジンとモーターの相乗効果で刺激的な走りを楽しめる。ちなみにタイヤには、ピレリとの共同開発で中にセンサーが入っており、タイヤ圧力など各データをドライバーが確認できるようになっているという。
車両重量も1457kg(乾燥重量)と軽く、0→100km/h加速は3秒、200km/hまでは8秒4、300km/hまでは21秒6となっている。最高速度は330km/h。また、従来のクーペモデルよりEV航続距離が31kmから33kmに伸長している。
ちなみにクーペも2025年モデルとして、「スパイダー」でアップデートされた内容が織り込まれるという。クーペ、スパイダーの両モデルは現在注文が可能で、納車は2024年の10〜12月ごろになる予定。価格はクーペが3300万円、スパイダーが3650万円。
■アルトゥーラ スパイダー 諸元
・全長:4539mm
・全幅:1913mm
・全高:1193mm
・ホイールベース:2640mm
・車両重量:1457kg(乾燥重量)
・燃料タンク容量:65L
・バッテリー容量:7.4kWh
・駆動方式:MR
・エンジン:2993cc V6ガソリンツインターボ(最高出力605馬力/7500rpm、最大トルク585Nm/2250〜7000rpm)
・モーター:最高出力95馬力/最大トルク225Nm
・システムトータル出力/トルク:700馬力/720Nm
・トランスミッション:8速DCT
・ブレーキ:前後カーボンセラミックディスク
・タイヤサイズ:前235/35ZR19 91Y 後295/35ZR20 105Y