グローバルファンダムライフプラットフォーム・Weverseの説明会が16日、都内で行われ、WEVERSE JAPAN GMのムン・ジス氏が登壇した。
130組以上の世界のアーティストが参加し、メッセージ投稿やライブ配信、Eコマースなど、ファンとの活発なコミュニケーションを実現するWeverse。245の国と地域で利用され、商品の配送可能な国と地域は209にのぼり、15言語のリアルタイム翻訳に対応している。昨年6月には累計アプリダウンロード数が1億を、同7月にはMAU(月間アクティブユーザー数)が1,000万を突破し、累計ライブ再生数は20億を超えた。
この4月からサービスコンセプトとして、「Global Superfan Platform(グローバル・スーパーファン・プラットフォーム)」を掲げている。「スーパーファン」とは、アーティストのコンテンツ(アルバム・コンサートなど)を積極的に消費し、特別な体験を望んで購買意欲を高く持ち、誠実で熱心に心を寄せるファンと定義。ムン氏いわく「常に推し活を楽しんでいる方」との親和性の高いプラットフォームを目指す。
Weverseの強みとして、「数ある“推し活”に必要な機能が、一つのアプリにそろっている」(ムン氏)ことを挙げるが、そのために、今後はユーザーファーストを意識した体験の拡充を図る方針だ。具体的には、ユーザー向けて使いやすいシンプルな画面構成に改善することや、より快適な“ワンストップ推し活”ができるような機能を拡充させる。
また、アーティストが自分の個性をより表現できるように画面構成の自由度を高めたり、ファンとよりコミュニケーションが取りやすい機能を追加する。アーティスト自身の声も積極的に取り入れており、ENHYPENのJUNGWONが「僕たちがWeverseに提案してインスタのグループチャットのように 何人か入ってライブをやったら面白そうだと話したんですが、機能として反映してくださるそうです」とX(Twitter)でコメントするように、アーティスト同士の合同ライブ配信を導入させる。
さらに、日本のアーティストが「Weverse LIVE中の自分のコメント、ユーザーからのチャットがリアルタイム翻訳されると、世界中のファンとコミュニケーションが取れるからそういう機能が欲しいな」と希望すると、その機能も実装されることになった。
ムン氏は、こうした施策を進めることで、「(日本)国内アーティストのグローバル展開をしっかり支えていきたいと思います」と意欲。日本のアーティストはAKB48や&TEAMなど、現在十数組がコミュニティを開設しているが、今後さらに増加される予定で、音楽コンテンツのグローバル配信も推進するとしている。