ReviCoは4月9日、「レビュー活用による価値向上に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は2月9日~13日、EC事業を展開しており、ユーザーレビューを収集/活用するためのツールを導入している製造メーカー/卸売業/小売業の経営者・役員・マーケティング担当者108名を対象に、インターネットで実施した。
レビューツールの活用によって、マーケティング施策に影響はあったか尋ねたところ、21.2%が「かなりあった」、67.6%が「ややあった」と答えた。どのような影響があったか聞くと、「メルマガ開封率の向上」(55.2%)が最も多く、「検索エンジンでの表示順位の向上」(49.0%)、「コンバージョン率の向上」(38.5%)と続いている。
レビューツールの活用によって、マーケティング以外の側面でも効果があったと思うか聞くと、16.8%が「非常にそう思う」、69.4%が「ややそう思う」と答えた。具体的には、「組織文化の強化」(53.8%)が最も多く、「良好な顧客関係の構築」(47.3%)、「社内でのコミュニケーション増加」(44.1%)と続いた。
マーケティング以外にも効果を出すために、レビューツールの活用において工夫していることを尋ねたところ、「従業員へのトレーニングや教育に活用する」(57.0%)が最も多く、次いで「ポジティブなレビューを積極的に共有する」(53.8%)、「顧客からのレビューにインセンティブを付与する」(40.9%)となった。
レビューツールの活用を始めてから、マーケティング以外の側面で効果が見られるようになるまでの期間は、「1週間~2週間未満」(21.5%)が最も多く、「2週間~1カ月未満」(35.5%)、「1~3カ月未満」(19.4%)と続いている。