現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)で、吉高由里子演じる主人公・まひろの友人・さわ役を務めている野村麻純にインタビュー。大河ドラマ初出演の心境や吉高との共演の感想など話を聞いた。
大河ドラマ第63作となる『光る君へ』は、平安時代を舞台に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く物語。主人公・紫式部(まひろ)を吉高、まひろの生涯のソウルメイト・藤原道長を柄本佑が演じ、脚本は大石静氏が手掛けている。
野村が演じているさわは、まひろの父・藤原為時(岸谷五朗)が世話をしていた女性の、以前の結婚で生まれた娘。愛情に飢えた、一風変わった娘で、まひろを慕って親しい間柄に。14日放送の第15回「おごれる者たち」で、まひろとさわは近江の石山寺へ出かけた。
――さわは複雑な思いを抱えている人ですが、明るくて笑顔が素敵ですよね。
ありがとうございます! 皆さんが好印象で受け入れてくださってうれしかったです。まひろの人生に急に入ってきたので、こんなに受け入れてもらえると思ってなくて、びっくりしました。
――大河ドラマの反響の大きさも感じられましたか?
熱量がすごいなと思いました。皆さん細かいところまで見て、登場人物一人ひとりしっかり味わってくださっていて、それが大河ドラマのすごさだなと感じました。こんなに「さわ」「さわ」と言ってもらえるとは思わなかったです。
オーディション合格に驚き「出られると思ってなかった」
――大河ドラマに抱いていたイメージをお聞かせください。
憧れ、夢という感じでしたが、自分が出られるとは思ってなかったです。自分とは別の世界というか、そのレベルではないと思っていたので、オーディションに受かったと聞いた時は「え!?」ってびっくりしました。
――大河ドラマのオーディションはこれまでも受けたことはありましたか?
今回が初めてです。さわ役のオーディションではなく、配役オーディションという形で、何の役を演じるかわからない状態でした。
――合格と聞いた時は驚いたとのことですが、受かるとは思ってなかったのでしょうか。
オーディションに全く手応えがなく、もっとこうすればよかったという気持ちでいっぱいだったので、本当に驚きました。
――さわという役についてはどう感じましたか?
びっくりしました! 主人公の友人で、一番の親友と聞いていたので、そんな大役どうする!? と思って。喜びもありましたが、聞いた瞬間から勝手にプレッシャーを感じてしまいました。