俳優の山崎賢人(※崎はたつさき)が主演を務める映画『陰陽師0』(4月19日公開)の場面写真が14日、公開された。
■映画『陰陽師0』で共演した山崎賢人&染谷将太
実在した呪術師・安倍晴明の若き日を描く本作では、呪術の天才と呼ばれながらも陰陽師になることに全く興味がなく友人もいない晴明(山崎)が、共に怪奇事件の真相を追う貴族の源博雅(染谷将太)と、衝突しながらも友情を深めていく展開も見どころの一つ。バディを組んだ山崎と染谷は、これまでのイベントでもお互いの関係性を“最高のバディ”と表現し、劇中でも息ぴったりの掛け合いを魅せている。
そんな2人が初共演したのは、山崎のデビュー作となったドラマ『熱海の捜査官 (2010年)。以降、共演はあったものの、がっつりと共演を果たすのは、本作が初となる。撮影前には、佐藤監督と3人で演技のワークショップを行い、晴明と博雅の役をそれぞれ入れ替えて演じたそうで、その際山崎は、“染谷版晴明”の演技を盗もうとしたというエピソードも。デビュー時から山崎を知る染谷も「(山崎が)リラックスした雰囲気をつくってくれたから、自然とお芝居に入っていくことができた」と現場での様子を明かしている。このエピソードは山崎がテレビ初のロングインタビューを受けた『日曜日の初耳学』の一部であり、きょう14日22時25分からの放送で明らかになる。
また、奈良の浮見堂で撮影された晴明と博雅が酒を酌み交わすシーンの場面写真も到着。悪態をつきながらも酒を酌み交わす晴明と博雅の姿は、原作ファンなら誰もが知るおなじみの風景。夢枕獏の原作を映画化するにあたり、佐藤監督は晴明と博雅の関係性を大事にしたといい「原作の魅力は2人の関係性。そして人間の心や業を描いているので、映画でも人間の本質的な部分を語らないといけないと思いました」と、原作への強いリスペクトを語っている。
【編集部MEMO】
映画『陰陽師0』は、夢枕獏氏の小説『陰陽師』主役の安倍晴明が陰陽師になる前の知られざる学生時代を描いた完全オリジナルストーリー。原作・夢枕獏の全面協力のもと、『K-20 怪人二十面相・伝』『アンフェア』シリーズの佐藤嗣麻子が監督を務め、呪術監修に「呪術廻戦」に登場する数々のキャラクターや呪術を、実在した呪術の歴史から独自考察した「呪術の日本史」監修の加門七海を迎えている。
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