巨人じゃなければ…?他球団なら主力となれそうな選手6人。貴重な戦力とな…

プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 阿部慎之助監督の下、王者奪還を目指す2024年シーズンの読売ジャイアンツ。昨オフには積極的な補強を行い、投打ともに厚みを増している。その一方で出場機会に恵まれない選手や、本来のポジションで起用されない選手もいる。ここでは、他球団であれば主力となり得る選手を紹介したい。

 

今シーズンのセ・リーグはDAZNで生中継!
月額1270円お得に観るなら[PR]
 


横川凱

・投打:左投左打
・身長/体重:190cm/98kg
・生年月日:2000年8月30日
・経歴:大阪桐蔭高
・ドラフト:2018年ドラフト4位

 
 昨季は開幕ローテーション入りし、飛躍の足掛かりを作った横川凱。今季はオープン戦で好投を見せたが、開幕二軍スタートとなった。
 
 大阪桐蔭高から2018年ドラフト4位で読売ジャイアンツに入団。高卒2年目に一軍デビューを果たしたが、その後は2度の育成落ちを経験するなど、苦しいシーズンが続いた。
 

 
 それでも、2022年オフに取り組んだ投球フォームの改造が功を奏し、昨季3月に支配下へ復帰。
 
 同年はそのまま開幕ローテーションに入り、最終的に20試合(84回1/3)を投げ、4勝8敗、防御率3.95の数字を残した。
 
 さらなる飛躍が期待される今季、オープン戦では3試合の救援登板で無四死球無失点のアピール。しかし、チーム編成上の理由から二軍降格となり、開幕一軍入りを逃した。
 
 先発陣を含め、救援陣も厚みを増している巨人。他球団であれば、より多くのチャンスを得ている可能性がある。






増田陸

·投打:右投右打
·身長/体重:179cm/88kg
·生年月日:2000年6月17日
·経歴:明秀学園日立高
·ドラフト:2018年ドラフト2位

 
 2022年に一軍で5本塁打を放ち、ブレイクの兆しを見せた増田陸。しかし、昨季は一軍出場なしに終わり、厳しい立場となっている。
 
 明秀学園日立高では、高校通算34本塁打を記録。大型内野手として評価を高め、2018年ドラフト2位で読売ジャイアンツに入団した。
 

 
 スラッガー候補として期待が寄せられた増田陸だが、プロ入り後は故障に苦しみ、一時は育成契約に。それでも、2022年3月に支配下復帰すると、高卒4年目にしてようやく一軍デビュー。
 
 同年は一塁手としてスタメン出場の機会を増やし、69試合の出場で打率.250、5本塁打、16打点、OPS.718と一定の成績を残した。
 
 ところが、昨季は故障もあって一軍出場なし。今季はオープン戦期間に一軍へ昇格したが、4試合出場で9打数0安打と結果を残せず。
 
 現在は二軍でも打率1割台と苦しんでいる。今季は勝負のシーズンとなるだけに、いち早く状態を上げ、首脳陣にアピールしたいところだ。






船迫大雅

・投打:右投左打
・身長/体重:174cm/77kg
・生年月日:1996年10月16日
・経歴:聖光学院高 - 東日本国際大 - 西濃運輸
・ドラフト:2022年ドラフト5位

 
 ルーキーイヤーの昨季は、優秀な数字を残した船迫大雅。他球団であれば、セットアッパーやクローザーを任されてもおかしくない逸材だ。
 
 船迫は、聖光学院高、東日本国際大を経て、西濃運輸に入社。社会人4年目を迎えた2022年ドラフト会議で読売ジャイアンツから5位指名を受け、プロ入りを果たした。
 

 
 昨季は開幕一軍で迎えると、一時二軍調整となった時期もあったが、夏場以降はブルペンに定着。
 
 あらゆる起用法に応え、最終的に36試合の登板で3勝1敗8ホールド、奪三振率9.90、防御率2.70の成績を残した。
 
 今春のオープン戦では3試合登板で防御率6.00だったが、2年連続の開幕一軍入り。順調なスタートを切っている。
 
 150キロに迫る直球と、鋭いスライダーを中心に打者を打ち取る船迫。今季も好投を続け、リリーフでの序列を上げていきたいところだ。






立岡宗一郎


 
 走攻守に高い身体能力を誇る立岡宗一郎。一時はレギュラー格を担った33歳のベテランだが、存在感を示せないシーズンが続いている。
 
 2008年ドラフト2位で福岡ソフトバンクホークスに入団。高卒2年目に代走で一軍デビューを飾ったが、その後も二軍が主戦場に。2012年のシーズン途中にトレードで読売ジャイアンツに加入した。
 

 
 移籍後は徐々に出場機会を増やし、2015年にはシーズン中盤からリードオフマンに定着。同年は自己最多の91試合に出場し、打率.304(規定未満)、16盗塁の好成績を残した。
 
 しかし、同年以降は丸佳浩や陽岱鋼(現:オイシックス新潟アルビレックスBC)などのFA加入や、自身の故障も相まって出場機会が減少。
 
 さらに、2022年には、味方野手と交錯した際に左膝前十字靭帯を損傷。同年オフに育成契約となった。
 
 その後、昨季7月に実戦復帰。今季は二軍で好調な打撃を見せており、まずは早期の支配下契約を狙う。






中山礼都

·投打:右投左打
·身長/体重:182cm/82kg
·生年月日:2002年4月12日
·経歴:中京大中京高
·ドラフト:2020年ドラフト3位

  
 一時は坂本勇人の後釜候補と目されていた中山礼都。その座は門脇誠に奪われる形となったが、有望株であることに変わりはない。
  
 2020年ドラフト3位で読売ジャイアンツに入団すると、高卒1年目から二軍で打率.309と優秀な数字をマーク。
 

 
 翌2022年には、負傷離脱した坂本に代わり一軍初昇格。しかし、同年は50試合出場も、打率.198と目立つ結果を残せなかった。
  
 それでも、昨季は年間を通して一軍に帯同。自己最多の78試合に出場し、打率.239、5盗塁と着実なレベルアップを見せた。
  
 高卒4年目の今季は開幕一軍入りを逃したが、二軍で打率3割超と結果を残し、4月9日に一軍登録。
  
 巨人では主砲の岡本和真をはじめ、内野のレギュラー陣がほぼ固定されている。割って入るのは厳しいが、少ないチャンスをものにしたい。






髙橋優貴

·投打:左投左打
·身長/体重:178cm/82kg
·生年月日:1997年2月1日
·経歴:東海大菅生高 - 八戸学院大
·ドラフト:2018年ドラフト1位

  
 2021年にブレイクを遂げた髙橋優貴だが、近年は低迷したシーズンが続いている。
  
 八戸学院大から2018年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーから18試合に登板し、5勝7敗、防御率3.19をマーク。同年の日本シリーズでは先発マウンドも託された。
 

 
 2021年は先発ローテーションに定着すると、27試合の登板で11勝9敗、防御率3.39の好成績。しかし、140回2/3を投げて与四死球63と、制球力に課題を残していた。
  
 すると、翌2022年は10試合登板で1勝5敗、防御率5.40と大きく数字を落とした。さらに、同年9月に左肘関節鏡視下クリーニング手術を受けた影響もあり、オフには育成契約に。
  
 昨季4月に支配下復帰を果たしたが、同年は6試合の登板にとどまるなど不本意なシーズンが続いている。
  
 2021年の活躍時にはスクリューボールが武器だった髙橋。一軍でも通用するボールを持つだけに、制球力を改善して新たな活路を見出したい。



 



 

 
【了】