Cellestは4月10日、ライブコマースを用いた女性の健康に関する取り組み(フェムケア)の発展とサービスの改善・向上を目的としたアンケート調査の結果を発表した。同調査は2024年3月31日~4月7日、当社が運営するライブコマース専門事務所「セレスト」所属のライブコマーサー「ぞうねこちゃんねる」の視聴者442人を対象に実施された。
調査の結果、ライブコマースを用いることでフェムテック製品を購入しやすかったとの声が9割を超え、デリケートな問題と直結しているフェムケアにおいて、ライブコマースの特徴でもある非対面の双方向コミュニケーションが、ユーザーにポジティブな印象を与えていることが明らかになった。
女性が健康問題で悩んでいる症状で回答が多かったものは「肩こり」(57.5%)、「体型変化」(43.2%)、「腰痛」(40.7%)。自由回答欄には個別の症状を書き込んだ人も多く、悩みの幅広さを知ることのできる結果となった。
それらの症状に対し、「セルフケア」(53.4%)や「医療機関など専門の機関を利用」(24.7%)して、対策する方が多くいる一方で「何もしていない」と答えた方が31.4%もいることがわかった。
また自分自身でできる対策以外に、周りの環境として、職場や学校で理解を得られているかという質問に対しては、「得られている」・「やや得られている」と答えた人が50.9%ほどいたのに対し、「あまり得られていない」・「得られていない」と回答する方も49%に達し、現時点では解決すべき社会課題が残されていることがわかった。
フェムテック製品を「積極的に活用したい」・「活用したい」という方が全体の44.4%いるのに対し、「わからない・どちらともいえない」が53.8%、と多くを占めるも、「あまり活用したくない」・「活用したくない」といった消極的な意見はあわせて1.9%しかなく、フェムテックの必要性は認めつつも、有用性を感じていない現状があるようなデータとなった。
「積極的に活用したい」・「活用したい」と答えた方への質問として、どのような製品を求めているか質問したところ、「デリケートゾーンケアグッズ」(65.3%)がトップ、次いで「におい対策グッズ」(51%)、「ナプキン・布ナプキン」(39.3%)、「漢方・サプリメント」(39.3%)と続いた。
一カ月当たりの購入予算は「1,000円-5,000円」が最も多く64.3%となり、決して少なくない予算を毎月の費用として使用していることがわかった。
最後にライブコマースを用いたフェムテック製品の販売について尋ねてみた。
ライブコマースを通して、フェムテック製品の購入はしやすかったか、という質問に、91.4%もの人が「すごく購入しやすかった」・「購入しやすかった」と答えており、フェムテック製品の販売において、ライブコマースを利用することはユーザーにとって便利であることが示された。
ユーザーはフェムケアとライブコマースの関係について、「自分の症状について対面じゃない分、相談しやすい」・「フェムテック製品について対面じゃない分、質問しやすい」、「体験談が聞けるのは嬉しい」・「使い方がわかりやすい」など、ライブコマースならではの非対面の双方向性コミュニケーションを評価しており、購入のしやすさに繋がっているものと考えられる。