Voicyは、「若手社員への育成に関する意識調査」結果を4月9日に発表した。同調査は、2024年3月25日〜27日の期間、20代〜50代の会社員、会社役員または経営者645人を対象にインターネットを用いて行われた。
ハラスメントを意識して、若手社員へ厳しいことを言うのを躊躇(ちゅうちょ)したことがあるか聞いたところ、「どちらかといえば躊躇している」が41.2%と最多で、次いで「躊躇している」(18.6%)、「よく躊躇している」(15.7%)と続いた。合算すると約8割がハラスメントを意識して厳しいことを言うことに萎縮している「ハラ萎縮」経験があることがわかった。
また、年代別で「よく躊躇している」の回答を見ると、50代が17.5%と最多になり、年代が上がるごとに躊躇の度合いが高まることがわかった。
若手社員に伝えたいけど、ハラスメントを気にして言えないことを尋ねたところ、「嫌なこともやらなきゃいけない」が47.3%で最多になり、次いで「納得いかなくてもまずやってみて」(45.3%)、「まずは質より量である」(25.9%)と続いた。
「若手社員に厳しくできないことで考えられる弊害」を聞くと、「若手が成長しない」が59.5%で最多になり、次いで「組織運営がうまくいかない」(41.4%)、「事業が伸びない」(38.3%)と続いた。