「初めて会社の飲み会に誘われたけど、どんな服装で行けばいいのかわからない!」と悩んでいる新入社員の方は多いのではないでしょうか。
仕事ではない場所で職場の人と食事をする場合、スーツか私服か、私服であれば何を着て行くのが好ましいのか、戸惑ってしまいますよね。そこで本記事では、会社の飲み会で着て行くべき服装について徹底解説します。
会社の飲み会の服装マナーとは
会社の飲み会で着るべき正しい服装マナーを知っていますか? 会社の飲み会に誘われたもののどんな服を着て行けばいいか分からないなら、まずは基本の服装を覚えましょう。
その場に合わない服装で飲み会に参加して恥ずかしい思いをしないために、社会人らしい身だしなみを心がけるのが大切です。
基本はスーツやオフィスカジュアルが好ましい
飲み会の場に目上の人が参加している場合、確実に失礼に当たらない服装は「普段会社に行くときと同じ服」です。特に仕事帰りであれば、そのままの服装で飲み会に行くことがほとんど。そのため、そのままスーツやオフィスカジュアルな服装で参加すればOKです。
私服参加ならなるべく清潔感のある服装に
もし、休日に行われる場合や私服参加を指定されている場合は、なるべく清潔感のある服装をチョイスしましょう。ファッションセンスに自信がなく、どの服を着て行けばいいのか分からないときは、後ほど紹介する「会社の飲み会に着て行くべき服装」を参考に選んでみてください。
飲み会に参加したことがある人に聞いてみる
新卒や転職などで入社してまだ日が浅いときは、会社内で飲み会に参加したことがある人に確認しておくとよいでしょう。場合によっては会社独自のルールが定められていることもありますので、事前にチェックしておくと安心できます。
会社の飲み会に着て行くべき服装【男性編】
普段はスーツで出勤しているため、会社の人の前で着る私服選びが難しいと感じる人も多いようです。また、ファッションに無頓着で、あまり多くの私服を所持していない男性もいることでしょう。
飲み会では好印象を得るためにも、カジュアルすぎない服装を心がけてください。
シンプルで清潔感のあるトップス
トップスは派手な柄や色味はなるべく控えめにして、シンプルかつ清潔感を感じるものが望ましいです。夏場はTシャツ以外の半袖のシャツ、冬場はニットやトレーナーなど、季節感も重要です。
もし目上の人が多く参加している場合は、襟付きの長袖シャツを選ぶと、プライベートでもきっちりしている印象を与えられます。
ジーンズ以外のパンツ
会社の飲み会もビジネスの一環だと捉えると、カジュアルな服装は周囲によく思われないことがあります。男性の私服として定番のジーンズは、まさに代表的なカジュアルアイテムなので、チノパンなどジーンズ生地以外のパンツを選ぶようにしましょう。
色味に迷ったら紺や黒、ベージュなど、スーツに近い落ち着いた色味が無難です。また、肌を露出する半ズボンもNGです。必ず足首まで丈のあるパンツを履いていきましょう。
サンダル以外の靴
スニーカーや革靴など、履きやすくて汚れていない靴を選んでください。足が見えるサンダルや下駄などは、シーンによって場違いになることもあるので、会社の人に会う場所ではできるだけ足先が見えない靴を履くのが望ましいです。
会社の飲み会に着て行くべき服装【女性編】
女性はコーディネートの幅が広いので、どのような服を着て行くべきか悩んでしまいますよね。会社の人が参加する飲み会では、丈の短いスカートなど肌を露出する格好は控え、清楚に見えるコーディネートをセレクトするのがポイントです。
肌の露出を抑えたトップス
肩や胸元がざっくり開いたデザインのトップスは、会社の飲み会の場では適していません。オフィスカジュアルでも定番のブラウスやシャツ、秋冬ではカーディガンやニットなど、できるだけ肌の露出が少ないトップスを選んでください。
春夏はどうしても露出が増えてしまいがちですが、足首や手首が見える程度に抑えておきましょう。明るい色味で、小花柄など少し柄の入ったトップスだと華やかな印象になります。
長い丈のパンツやスカート
パンツやスカート、ワンピースなどは、膝下より長い丈であれば上品な印象を与えます。お酒を注いだりお皿を取り分けたりと、飲み会中に動き回る場合もあるので、なるべく動きやすい服装が好ましいです。
デニムの生地はカジュアルな雰囲気になってしまうので控えましょう。
つま先やかかとが見えない靴
ビジネスシーンでも履けるパンプスや革靴が定番ですが、服装に合っていればスニーカーやブーツでもよいでしょう。飲み会の席が座敷の可能性もあるので、破れたストッキングは履かないように気を付けてください。
ナチュラルなメイク・アクセサリー
基本的には出勤時と同じメイクで問題ありません。派手な色のアイシャドウや赤リップなどよりは、ナチュラルなメイクが望ましいです。アクセサリーはできるだけ悪目立ちしない、華奢なデザインのものを選ぶようにしましょう。
会社の飲み会でNGな服装
続いては、飲み会の場にあまりふさわしくない服装を紹介します。たとえ飲み会の場でも社会人のマナーとして、ここで紹介するファッションでの参加は控えるように心がけましょう。
汚れのついた服・破れている服
トップスやボトムスの汚れや破れは、たとえデザインであったとしても会社の人がいる場に着て行くにはふさわしくありません。事前にちゃんと洗濯をした服を選び、出かける前にもう一度汚れやシミ、シワなどが付いていないかを確認しましょう。
会社の飲み会では、第一印象から清潔さを感じる服装で参加するようにしてください。
肌の露出が多い服・着崩した服
会社の飲み会は、社内の人とのコミュニケーションを図る場所でもあるので、目のやり場に困るようなファッションは控えてください。肩や胸元、へそが見える服や、短い丈のパンツやスカートもNGです。また、着崩した服装はだらしない印象を与えてしまいますので、着こなしもきっちりと整えるのが基本です。
脱ぎ履きしにくい靴・歩きにくい靴
サンダルなど肌が見えるデザインの靴は、カジュアルすぎると捉えられてしまうことがあります。立食はもちろん、着席の場合であったとしても、飲み会の場で動き回る可能性もあるので、ソールやヒールが高くて歩きにくい靴もなるべく控えておくと無難です。
また、靴を脱いで席に座る場合もあるので、脱ぎにくい靴も避けておくのが無難。
香水など香り付きの化粧品
洗剤やシャンプーの香りなど、エチケット程度に香る分には問題ありませんが、あくまでも食事の場なので香りのきつい香水や化粧品には要注意です。香水自体は良い香りであったとしても、食事の香りと混ざって不快な匂いになってしまうこともあります。
派手な装飾・華美なアクセサリー
居酒屋やカジュアルなレストランなどではきらびやかで高価なアクセサリーを身に付けるのは、その場の雰囲気にそぐわない可能性があるので控えましょう。立食パーティーでドレスを着用するときなどは例外となる場合があります。
会社の飲み会シチュエーション別の適切な服装
会社の飲み会と一言でいっても、そこに参加する人や飲み会の場所によって着て行く服は千差万別です。そこで、各シチュエーションに合わせた服装の違いについてご紹介します。
同僚だけで居酒屋に行く場合
仲のいい同僚だけが参加する飲み会なら、服装で失礼に当たることはないので、特に深く気にする必要はありません。普段友人とご飯を食べるときと同じ、ラフな格好で参加しましょう。好きなブランドの服を着るなど、プライベートの自分が垣間見えるファッションを着ると、好きなブランドの話などで会話も弾むかもしれません。
上司・部下と一緒にレストランに行く場合
上司や部下とレストランで食事をする場合は、仕事の話題が多くなるかもしれません。必ずしも会社と同じ服装である必要はないですが出来るだけカジュアルなファッションは避け、きっちりとした服装で臨みましょう。レストランによってはドレスコードがある場合もあるので、事前に確認してください。
社長や上層部も交えた立食パーティーに参加する場合
パーティーなど格式高いシーンでは、フォーマルなスーツやドレスの着用が望ましいです。普段話すことのできないような立場の高い人が多く参加する場合は、ラフな格好で参加するのは厳禁です。自分の立場をしっかりとわきまえたファッションを心がけてください。
取引先や社外の人との会食に参加する場合
社外の人と食事をする機会は仕事の一環として受け止めて、スーツやオフィスカジュアルを選んでください。普段よりも十分身なりに気を遣って質の高いものを身に付け、相手にだらしない印象を与えないように注意しましょう。
着て行く服装が決まったら、あとは飲み会を楽しもう!
会社の飲み会では、清潔感があってきちんとした服装を着ていると、職場の人に好印象を持ってもらうことができます。普段はなかなか話す機会がない会社の人とも仲を深める絶好の機会なので、これらのコーディネートのポイントをしっかり押さえて、ぜひ会社の飲み会を楽しんでくださいね。