JA共済では地域貢献活動として、 幼児・小学生向け交通安全啓発 『一緒につくろう!つうがくろ あんぜんMAP』 特設WEBサイトを公開している。

3月27日には、この春に小学校へと上がるミアヘルサ保育園ゆらりん白金の年長さん7名を対象に、高輪警察署の警察官・志村さんがJA共済の交通安全キットを活用した交通安全教室を実施した。

■地図をつくりながら、通学路の危険をチェック

小学校低学年は登下校や放課後など子どもだけの「ひとり行動」が増える一方、十分な交通ルールや危険性の理解が伴いにくく、状況判断しながら安全に行動することが難しい年齢だ。

交通事故総合分析センターの統計では、子どもの交通事故は小学校入学後の7歳児が多く、また、警察庁交通局によると小学生の歩行中の交通事故は約4割が登下校中に発生しているという。

交通ルールに従って安全に行動することに加えて、通学路上の危険な場所や状況を理解させ、交通ルールを伝える⼩学校⼊学前後の交通安全教育が重要。ということで、子どもたちを交通事故から守る交通安全教育に取り組むJA共済では、子どもたちが毎日、安全に通学するため実際の通学路から交通ルールを学び体験するツールをこのほど用意した。

今回、ミアヘルサ保育園ゆらりん白金で実施された交通安全教室で、最初に伝えられたのは、「こうつうあんぜん 1年生!すごろく」の遊び方。『小学一年生』とのコラボによる通学をイメージしたすごろくで、信号や標識などの基本的な交通ルールなど、通学路を毎日安全に歩くために大切な考え方を楽しく学べる。

すごろくで信号や一時停止の標識のある場所、横断歩道の渡り方など、通学で気をつけたい危険なポイントについて学んだ後、7名の園児たちは「つうがくろ あんぜんMAP」の作り方についても教わった。

「つうがくろ あんぜんMAP」は、家から学校までの地図を描いて、横断歩道や踏切、歩道や路側帯のない道、車の出入りが多い駐車場、見通しが悪いスポットなど、通学路で気をつけたい場所や状況を確認できるキット。

危険な場所などには付属の「きけん」マークのアイコン(シール)を貼って、「何が」「どのように」危ないのか具体的に記入していくこともできる。

家から学校までのMAPが描き終わったら、実際に通学路を大人と一緒に歩いて実際にアイコン(シール)を貼った場所を確かめたり、注意が必要な危険な場所が他にもないか確認したりして活用する。完成したMAPは繰り返し確認・見直すことも大切なようだ。

子どもが自ら交通安全を考えてもらい、子どもを事故から守るためには、子どもに気をつけてもらいたいことを、わかりやすく具体的に伝えることが大切だとのこと。

JA共済の地域貢献活動サイト「ちいきのきずな」では、親子で交通安全について楽しく学べるコンテンツなど役立つ情報を多数掲載している。小学校入学前後は新しいことの連続で、子どもも大人も何かと忙しい季節だが、入学前に親子で交通安全について話し合う機会を持ってもらいたい。