ヘルスアンドライツは4月4日、HPVワクチンの認知度調査の結果を発表した。同調査は、2024年3月12日に15歳〜44歳までの男性400人を対象に、インターネットで実施したもの。
はじめに、男性が子宮頸(けい)がんを予防できるワクチンがあるということをどのくらい認知しているのかを調べたところ、45.7%の男性が「知っている」、54.3%の男性が「知らない」と回答。半数以上の男性が子宮頸がんを予防できるHPVワクチンの存在を認識していないことが明らかになった。
HPVワクチンを知っていると回答した人に対し、HPVワクチンを男性が接種することで、女性の子宮頸がん予防につながることを知っているかを聞くと、6割が「知らない」という結果に。
HPVは、主に性行為によって感染するウイルスだといい、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防につながるという。
さらに、HPVワクチンを知っている男性のうち、男性のHPVワクチン接種による男性自身への効果を知っているかを尋ねると、67.8%が「知らない」と回答。自分自身の健康に影響するにも関わらず、約7割の男性が、HPVワクチン接種による効果を認識していなかったという。