ブルーノといえば「大人かわいい」製品で人気のライフスタイルブランド。見た目だけではなく、特徴的な機能を搭載した製品が多いことでも知られています。そんなブルーノが2024年春夏の新製品発表会を開催。ブルーノらしい多彩な製品を披露しました。

家電で注目したいのは、4月18日に発売予定のコンパクトなコードレススティック掃除機「スリム2WAYスティッククリーナー」です。価格は14,300円と、近年のコードレススティック掃除機としては安価な本製品も、ブルーノらしいデザインと便利さを備えています。

  • スリム2WAYスティッククリーナーは、ストラップで「ひっかけて収納」できるスリムな掃除機。ブルーノらしいカラーのペールブルー、使う人を選ばないアイボリー、シックなネイビーという3色展開です

  • 発表会では新製品のほか、ブルーノ不動の人気製品も展示。ホーロー鍋のような形をした赤いホットプレートは、見たことがある人も多いのでは?

重さ1kg以下、必要十分なミニマム掃除機

スリム2WAYスティッククリーナーの特徴は、なんといってもコンパクトで軽い本体。ハンディ時の本体は幅63×奥行き63×高さ445mm、重さは580gです。こういった「コンパクトでスリム」な掃除機は、小型軽量化のために床掃除用のパイプが短くて使いにくいこともあるのですが、床掃除用ヘッド装着時は幅220×奥行き105×高さ1,025mmと、しっかりとした長さがありつつ、重さは約840gと1kgを切ります。

  • 本体部分だけでハンディクリーナーとしても使えます。持ち手部分が細いデザインなので、手が小さめの女性でも持ちやすいでしょう

  • 床用ヘッドを装着するとこんなサイズ感。コンパクト軽量タイプのクリーナーは短くて持ちにくい製品もあるのですが、スリム2WAYスティッククリーナーは持ちやすい長さ

実際の吸引力は試せませんでしたが、ヘッド手に吸い付かせると外すときグッと力を込める必要があるくらいの吸引力はありました。ヘッド内に回転ブラシを内蔵しない「吸引のみで掃除する」掃除機のため、カーペットのある家に向きませんが、フローリングメインで一般的な広さの家なら実用的に使えそう。

  • 操作は手元のボタン1つだけ。1秒長押しで標準モードで電源オン、もう一度ボタンを短く押すと、強モードになります

  • 床掃除用ヘッドのほか、すきまノズル/すきまブラシのどちらにもなる「すきまノズル」と、ソファなどの掃除に便利そうな「ミニヘッド」も付属。付属品をいれる収納袋も

ゴミ捨ても2WAY、なによりUSB Type-C充電がいい!

集じん方式はシンプルな金属メッシュフィルター式。ゴミ捨て時はパイプ根元部分のボタンを押すと、ダストカップ部分がパカッと開きます。本体中央部分を引き抜くと、フィルターを取り外してお手入れできます。コンパクトな掃除機としては、ゴミの捨てやすさもなかなか考えられている2WAY構造です。

  • ボタン1つで手軽にゴミ捨て

  • 本体中央を引き抜くとフィルターも外せます。写真の金属フィルターカバーの奥にはHEPAフィルターも内蔵

とくに便利だと感じたのは充電方式。スリム2WAYスティッククリーナーはプラグを差して充電するタイプですが、掃除機としてはかなり珍しいUSB Type-Cを採用しているのです。充電用のUSBケーブル(Type-C to Type-A)も付属します。現在は、リビング、寝室、子ども部屋など、各部屋にスマートフォン充電用のUSB Type-Cケーブルがあるという家庭も多いのでしょうから、とても手軽に充電できます。

しかも、スリム2WAYスティッククリーナーはモバイルバッテリーでも充電可能。コンセントがない場所でも充電できるため、「自宅で使うにはパワー不足が心配」という人も自動車でのおでかけ用途などで便利に使えそうです。

  • うれしいUSB Type-C方式の充電ポート

スリム2WAYスティッククリーナーは、ヘッドに回転ブラシを内蔵していなかったり、集じん方式が(サイクロンではない)シンプルなフィルター式だったりと、正直にいえばファミリー世帯のメイン掃除機として使うには少々もの足りなさを感じるスペックです。ですがそのぶん、軽量コンパクトな本体、使い勝手、手ごろな価格帯、ブルーノらしい「見た目」にこだわりを感じます。

なんといってもUSB Type-Cでどこでも充電できる掃除機は、ほかにはなかなかない優れもの。一人暮らし用のコンパクトな掃除機や、セカンド掃除機の探している人は、一度チェックしてみてください。