紡績王シュルンプ兄弟によるコレクションが展示される国立自動車博物館。その後半は弟フリッツの車、特にレースへの情熱で集められたレーシングカーのコレクションを中心に紹介していく。自らブガッティType35でレースに参加していたこともあり、ブガッティのコレクションは見物だ。自動車レースの黎明期からのコレクションが、レースの歩みと共に展示されている。ブガッティが中心だがそこにはフレンチブルーのレーシングカーが並んでいる。1908年ノルマンディーのディエップで行われたグランプリ ド ACF(オートモービル クラブ ド フランス)からル・マン24時間そして現代のF1まで。
【画像】自動車レースの黎明期からのコレクションが、レースの歴史と共に展示されている様子は圧巻!(写真30点)
レース発祥の地、フランスの何とも深い世界。博物館となってから国立自動車博物館から一部追加された近代のレーシングマシンまでが並び、レースそのものの歴史に触れることができるのだ。今回はとにかくその展示車両を画像ギャラリーで見ていただければと思う。
写真・文:櫻井朋成 Photography and Words: Tomonari SAKURAI