ホンダが日本に導入した新型SUV「WR-V」が受注好調だ。事前受注の開始は2023年12月11日。2024年4月3日時点での受注台数は約1万台で、ホンダ広報によると「好調に推移している」とのことだった。どのグレードが売れている? 購入者の年齢は? 詳細を聞いた。
ミレニアル世代に売れている?
ホンダは「WR-V」というクルマをアジアで、「エレベイト」(ELEVATE)というクルマをインドで販売している。日本には「エレベイト」を「WR-V」の車名で導入した。
日本版WR-Vは全長4,325mm、全幅1,790mm、全高1,650mmのコンパクトSUV。パワートレインは1.5Lのガソリンエンジンのみ(ハイブリッドなし)、駆動方式は前輪駆動(FF)、グレードは「X」(209.88万円)、「Z」(234.96万円)、「Z+」(248.93万円)の3種類となる。販売計画台数は月間3,000台。
受注約1万台のグレード構成はXが15%、Zが55%、Z+が30%。購入者の約3割が39歳以下だというから若年層から注目を集めているようだ。ボディカラーの人気TOP3は「プラチナホワイト・パール」(構成比35%)、「クリスタルブラック・パール」(28%)、「メテオロイドグレー・メタリック」(18%)。従来のホンダ車のラインアップとはキャラの違うクルマなので、実際に街で見かける機会が増え始めたら、販売状況にどんな動きがあるのかにも注目したい。
ちなみに、4月5日の夕方ごろに確認したところでは、WR-Vの工場出荷時期のめどは8カ月程度となっていた。WR-Vはタイで開発、インドで生産し、インドと日本で売っているクルマ。インドでも大人気とのことなので、このくらいの納期になってしまうらしい。