iPhone 7以降、iPhoneにはイヤホンジャックがありません。薄さを追求したため、防水防塵性能を高めるためなど理由には諸説ありますが、イヤホンジャック廃止がBluetoothイヤホンの隆盛につながったことは確かでしょう。
Bluetoothイヤホンはケーブルが絡まない、持ち運びがスマートなど多くのメリットがある反面、接続されているかどうかわかりにくいというデメリットがあります。ときどき電車の中などで、Bluetoothイヤホンを着けた人がスマートフォンから盛大に音を出している様子を目にしますが、我が身には起こってほしくないものですよね。
Bluetoothイヤホンが接続中かどうか、確実にBluetoothイヤホンから音が出る設定かどうかの確認は、iOS 17の現在はコントロールセンターで行うことが基本です。画面右上の再生コントロール(音楽の再生/一時停止を操作するエリア)にBluetoothマークが付いたスピーカーボタンが表示されていれば、音声出力がイヤホンなどBluetoothオーディオ機器に設定されていると判断できます。
音楽再生アプリや動画アプリ(YouTubeなどバックグラウンド再生非対応のものを除く)を起動しているときであれば、ロック画面でも確認できます。ロック画面下部に表示された再生コントロールの右端に、Bluetoothマークが付いたスピーカーボタンが表示されていれば、音声出力先がBluetoothイヤホンだとわかります。
なお、コントロールセンターやロック画面の再生コントロールに表示されているのがBluetoothマークが付いたスピーカーボタンではなく、長方形または三重丸に三角形が重ねられたボタン(AirPlayボタン)の場合は、音声出力先がiPhone内蔵スピーカー、またはオーディオコンポやテレビなどの映像機器だと判断できます。再生を開始する前に、必ず確認しましょう。