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プロ野球が開幕を迎えたとともに、アマチュア野球界もシーズンが本格化した。中でも気になるのが今秋のドラフト候補選手の動向。特に大学生の中には、将来の日本球界を担うであろう逸材も多くいる。今回は、現時点で2024年のドラフト候補に浮上している大学生投手を厳選し、紹介する。
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金丸夢斗(関西大)
最速153キロの速球を持つ大学ナンバーワン左腕。今秋のドラフト1位を狙える逸材だ。
神港橘高では1年秋からベンチ入りし、2年秋からはエースを務めた。進学先の関西大では才能を開花させ、1年秋からリーグ戦に登板。デビュー戦で最速151キロを計測して注目度が上昇した。
さらに2年春の同志社大2回戦で17奪三振完封の快投を披露。2年秋は6勝0敗、防御率1.33の好成績でMVPとベストナインに輝いた。直近の3年秋も6勝0敗、防御率0.35と圧巻の成績を残している。
今月6、7日に行われた欧州代表との強化試合では侍ジャパン入り。第2戦で先発登板すると2回無安打4奪三振の投球を披露し、その姿はプロと遜色なかった。
球速はもちろん、制球力も抜群で、侍ジャパンの井端弘和監督からも高く評価されている。圧倒的な実力と実績を引っ提げ、ドラフトイヤーに臨む。
中村優斗(愛知工業大)
大学生の右投手では注目度ナンバーワンと言っても過言ではない最速157キロ右腕。地方リーグながら高い評価を受けている期待の剛腕だ。
諫早農(長崎)では1年秋からエースナンバーを背負い、1年秋と2年夏に県8強入り。3年時には145キロを計測し、注目度を高めた。
愛知工業大では1年春から防御率1.55をマークすると、その後も先発として活躍。2年秋は白星を挙げられず苦しむも、昨季は春秋連続で最多奪三振に輝くなど本領を発揮した。
昨冬12月の大学日本代表候補合宿では試合形式の練習で150キロ台を連発し、自己最速を更新する157キロもマーク。
今月6、7日に行われた欧州代表との強化試合では侍ジャパンに選出。1回無安打無失点1奪三振に抑え、自己最速タイの球速を計測した。
急成長中の右腕はまだまだ伸び代十分で、ドラフト1位指名の期待が高まる。
篠木健太郎(法政大)
最速157キロを誇る本格派右腕。高校時代から注目された逸材が今季、ドラフトイヤーを迎える。
木更津総合高では1年春からベンチ入りし、同年夏には甲子園デビュー。
3年夏はコロナ禍で甲子園こそ中止になったが、県独自大会で計30回を投げて防御率0点台と奮闘し、チームを優勝に導いた。
法政大では下級生の頃から150キロ台中盤の豪速球を武器に活躍し、昨春は3勝2敗、防御率0.68で最優秀防御率のタイトルを獲得した。
今季の法政大では、篠木と高校時代から同期の左腕・吉鶴翔瑛もドラフト候補に挙がる。左右のダブルエースで切磋琢磨しながら、ドラフト上位指名を目指す。
徳山一翔(環太平洋大)
全国大会での好投をきっかけに注目度が増した最速153キロ左腕。地方リーグから上位指名を狙う。
鳴門渦潮高時代は全国的に無名の選手で、直球も140キロに満たなかった。環太平洋大進学後に頭角を現し、2年冬から大学日本代表候補合宿に参加した。
実力を証明したのが2年秋の明治神宮大会での登板。国際武道大戦で7回無安打無失点と好投し、継投でのノーヒットノーランを達成した。
昨秋の明治神宮大会でも初戦の東農大オホーツク戦で7回1失点11奪三振の快投を披露。
過去に環太平洋大からドラフト1位でプロ入りした選手はいないが、徳山はその可能性を秘めている。直球をさらに磨き、大学ラストイヤーもアピールを続けたい。
寺西成騎(日本体育大)
昨季、右肩の故障から復活を遂げた最速153キロ右腕。大学ラストイヤーもアピールを続け、プロ入りの目標を叶えたい。
星稜高では1年春から公式戦に登板し、1年夏に甲子園デビュー。2年夏も甲子園のマウンドに上がり、甲子園準優勝を経験した。しかし、その後右肩を痛めて3年春に手術を受けた。
日本体育大進学後もしばらくはリハビリに時間を費やしたものの、昨春復活。リーグ戦で5勝0敗、防御率0.31を記録しMVP、最優秀投手賞に輝いた。
昨冬12月には大学日本代表候補合宿のメンバーに選ばれており、周囲からの評価も高い。
高校の1学年先輩である奥川恭伸(現:東京ヤクルトスワローズ)の背中を追って、プロの世界を目指す。
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