鉄道・運輸機構(JRTT)は5日、北海道新幹線長万部駅の駅デザイン推薦書を長万部町から受領したと発表した。デザインイメージ3案(A~C案)の中から、A案「人と時代が交差する 次世代に繋がる駅」が推薦案に選定された。

  • 長万部駅デザインのA案「人と時代が交差する 次世代に繋がる駅」(提供 : JRTT 鉄道・運輸機構)

同機構は2022年2~7月にかけて、北海道新幹線に設置する各駅のデザインコンセプトを沿線市町から受領。駅デザインの検討を進め、2023年10月に新小樽(仮称)駅・長万部駅・新八雲(仮称)駅・倶知安駅のデザイン素案を各市町へ3案ずつ提案した。

長万部駅については、長万部町から「湯けむり香る噴火湾、人と時代の交差点」とのデザインコンセプトで要望があり、これをもとにA案「人と時代が交差する 次世代に繋がる駅」、B案「湯けむり香る 柔らかな揺らめきの駅」、C案「大自然感じる 北の煌めきの駅」を提案した。

これら3案の中から、長万部町はA案「人と時代が交差する 次世代に繋がる駅」を選定。理由として、「コンセプトが分かりやすい」「交差デザインが美しい」「古くから交通の要衝として発展してきた長万部らしい」「多くの方に利用してもらい次世代に繋げていきたい」などの意見があったという。鉄道・運輸機構は今後、このデザイン案をもとに駅舎設計を進めるとしている。