米Razerは4月4日(現地時間)、18型のゲーミングノートPC「Razer Blade 18」の新モデルの予約販売を開始した。第14世代Intel Core i9-14900HXプロセッサを搭載し、Thunderbolt 5とWi-Fi 7をサポートする。また、UHD+(最大リフレッシュレート:200Hz)の4Kディスプレイ、NVIDIA GeForce RTX 4090グラフィックスなどを選択でき、このデスクトップクラスの仕様を備えたゲーミングノートPCをRazerは「BIGGEST. BADDEST. BLADE.」とアピールしている。

大きな強化点の1つであるディスプレイは、昨年のモデルがQHD+(2560x1600、最大リフレッシュレート:140Hz)だったのに対し、2024年モデルはUHD+(3840x2400、同200Hz)の4Kディスプレイ、またはQHD+(2560x1600、同300Hz)のMini-LEDディスプレイを選択できる。Razerが”世界初”を謳う18インチ4K 200Hzディスプレイは、応答速度が3.0ms、DCI-P3 100%色域をカバーする。

ディスクリートGPUは、GeForce RTX 4090(16GB GDDR6 VRAM)、RTX 4080(12GB GDDR6 VRAM)、RTX 4070(8GB GDDR6 VRAM)を選べる。冷却システムとして、これまでで最大サイズのベイパーチャンバーを含む3ファン・システムを採用し、広い筐体を活かして効率的に温度の上昇を抑え、GeForce RTX 4090の最大175W TGPのパフォーマンスを引き出す。

ポート類は、USB 3.2 Gen 2 Type Aポートx3、Thunderbolt 5ポートx1(GeForce RTX 4070 モデルにはThunderbolt 4ポート)、USB 3.2 Gen 2 Type-C ポートx1、RJ45 Ethernetポート、HDMI 2.1、UHS-II SDカードリーダー、3.5mmオーディオ/マイク・コンボジャック、Kensingtonロック・スロットなどを備える。

Thunderbolt 5は、データ帯域幅がThuderbolt 4の最大40Gbpsから同80Gbpsに倍増し、非対称のBandwidth Boostを使うことで120Gbps送信が可能になる。理論上では、144Hzの4Kディスプレイの3台接続、540Hzの高リフレッシュレート、8Kディスプレイのデュアル接続などが可能になる。現時点で活用できるデバイスやアクセサリは少ないが、Thunderbolt 3/4、USB 3/4およびDisplayPort 2.1との互換性を持つ。

メモリは、32GB(DDR5-5600MHz)、64GB(DDR5-5200MHz)。ストレージ(M.2 NVMe PCIe 4.0)は、1TB SSD、2TB SSD、4TB(2TB+2TB)SSDを選択できる。 

本体サイズは幅x奥行きが399.90x275.40mmで、高さが21.90mmと薄型である。重量は3.10kg。