2024年4月3日に発売された、『将棋世界2024年5月号』(発行=日本将棋連盟、販売=マイナビ出版)は、藤井聡太竜王・名人が現代将棋への見解を語る「藤井聡太の将棋観」を収録。そのほか、棋王戦第3局解説「見えないものが見える棋士」、順位戦最終局特集、青野照市九段インタビュー「棋士人生50年と引退を語る」など読み応えのある一冊になっています。記事内容からいくつかご紹介したいと思います。
本誌独占インタビュー! 八冠王の思考の一端を読む
将棋界の最先端を行く藤井聡太竜王・名人。難解な現代将棋をどう捉えているのか?本人の口から語ってもらいました。
「見えないものが見える棋士」 藤井猛九段が棋王戦第3局を解説
藤井棋王が貫禄を見せた第49期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第3局を、立会人を務めた藤井猛九段の解説とともに振り返ります。冒頭では、第1局で現れ、後に升田幸三賞を取るに至った伊藤匠七段の持将棋定跡を題材に、将棋界の正史に残る研究手順と水面下で消えてしまった変化について、藤井九段の考察を伺います。
ほかにも、佐藤天彦九段インタビュー、山川泰熙新四段と高橋佑二郎新四段による「四段昇段の記」、谷合廣紀四段と杉村達也氏による「角換わり水匠定跡の深層」、など読み応えのある一冊です。『将棋世界2024年5月号』のAmazonの紹介ページはこちらです。
『将棋世界2024年5月号』
発売日:2024年4月3日
特別定価:920円(本体価格836円+税10%)
判型:A5判244ページ
発行:日本将棋連盟