フジテレビ系スペシャルドラマ『心はロンリー 気持ちは「・・・」FINAL』(27日21:00~)の新たなキャストが、一挙発表された。

  • (左から)川口春奈、吉田羊、明石家さんま

明石家さんま演じる主人公の元妻に扮する吉田羊のほか、松本薫、高田純次、でんでん、菅原大吉、入江甚儀、中尾明慶、村松利史、生越千晴、青山隼の出演が決定。さらに、『心はロンリー』シリーズ名物の“ワンシーン共演者”の顔ぶれも明らかになった。

今回描かれるのは、さんま演じるベテラン刑事・轟木竜二を主人公に据えた人間ドラマ。定年を間近に控え、“最後の事件”に立ち向かう轟木と、その家族の物語が情感豊かにつづられていく。

吉田が演じるのは、轟木の元妻で、寺沢和来(川口春奈)の母親、寺沢早紀。また、轟木が勤める「犬顔警察署」刑事課2係の仲間たちを演じるのが、松本薫、でんでん、入江甚儀。松本は柔道5段の熱血刑事・三竹由真、でんでんは事なかれ主義の係長・塚原太志、入江は陽気な性格の刑事・結城一馬を演じる。

松本は今作でドラマデビュー。『心はロンリー』シリーズでは毎回、さんまの要望で、演技経験のない“素人”を抜てきするのが慣例となっており、今回も「松本さんが芝居をしたら、きっと面白いはず」というさんまの推薦を受けて、出演が決まった。松本は、オリンピック金メダリストならではの迫力満点のアクションを披露したり、子どものようなあどけない表情を見せたりと、フレッシュな存在感を放っている。

高田純次と菅原大吉が演じるのは、轟木の“最後の事件”の陰でうごめく謎の研究所のメンバー。高田が所長の幕部澄夫を、菅原が研究員の高松寛治を、それぞれ外連味(けれんみ)たっぷりに怪演する。そして、今年1~2月に上演した、さんまの主演舞台『斑鳩の王子-戯史 聖徳太子伝-』に出演するなど、さんまの信頼も厚い中尾明慶は、事件のカギを握る“若い男”を熱演する。

また、カフェプロデューサーである和来が手掛けるカフェ「bouquet」のオーナーを村松利史が、店員を生越千晴が演じるほか、青山隼は、轟木のかつての後輩刑事役で登場する。

そして、“ワンシーン共演者”として、磯野貴理子、一ノ瀬ワタル、岩井ジョニ男(イワイガワ)、川端健嗣(フジテレビ)、キンタロー。、次長課長(井上聡、河本準一)、ジミー大西、ジョニー志村、せいや(霜降り明星)、関根勤、中垣みな、ニューヨーク(嶋佐和也、屋敷裕政)、ブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)、堀口文宏(あさりど)&後藤藍、マギー審司、みかん、Mr.シャチホコ、三宅デタガリ恵介、八木亜希子、山口もえ、礼二(中川家)が登場。ほかにも豪華ゲストが控えており、最終的には約60人の共演者が作品を盛り上げる。

主題歌は、THE ALFEEの新曲「ロマンスが舞い降りてきた夜」に決定。10日(22:00~)に放送される『週刊ナイナイミュージック 拡大号』で、THE ALFEEがテレビ初披露し、さんま、MCのナインティナインとトークを繰り広げる。

■吉田羊 コメント

――本作に出演することが決まったときの心境

「昔テレビで見ていたドラマが復活すると聞き、まずは懐かしく思いました。さんまさんの元奥さんという大変光栄な役を頂き、あの頃テレビにかじり付いていた自分に、“将来、あなたこれに出していただけるよ”と教えてあげたいです」

――共演の明石家さんまさん、川口春奈さんの印象

「俳優の明石家さんまさんは、『男女7人夏物語』(1986年/TBS系)の頃から大好きです。今回もコメディとシリアスを自在に行き来され、さんまさん演じる轟木に、ぐぐぐっと引き込まれました。川口さんとは2回目の共演になりますが、前回はほとんど絡みがなかったので、今回またご一緒できてうれしかったです。ドラマ『silent』(2022年/フジテレビ系)は、私も多分に漏れずハマったクチで、川口さんの泣き芝居の美しさにうっとりしていた一人です」

――撮影中、印象に残っている出来事

「さんまさんの、現場への気遣いと空気作りが尋常ではありませんでした。朝“おはよう!”と声高らかに現場に入ってこられ、監督の演出には“あいよ!”と朗らかにお返事、カメラセッティングの間には冗談を言って現場を和ませる…全方向に目を配り、1秒たりとも気を抜いておられないのが分かりました。あんな完璧な主演の役者さんは、なかなかいらっしゃらないのではないでしょうか」

――視聴者へのメッセージ

「昔ご覧になっていた皆様には懐かしく、初めてご覧になる方には新鮮に楽しんでいただけたら幸いです。ドラマのようなコントのような不思議な世界をご堪能ください」

(C)フジテレビ