セイコーウオッチは4月4日、腕時計ブランド「セイコー 5スポーツ」の新シリーズ「SNXSシリーズ」のレギュラーモデル3種を発表した。5月10日発売予定で、価格は各53,900円。
入門機として長く親しまれてきた同ブランドは2019年にリブランディングされてから、名作ダイバーズを継ぐSKXシリーズ、フィールドウォッチのFieldシリーズの2本柱で展開されてきた。
第3のシリーズとして今回加わるSNXSシリーズも、SKXと同様に、過去の名作の型番に由来する名称だ。「日々持ち歩く相棒」をコンセプトに、ヘリテージデザインの質感を進化させたシリーズと定義した。
当時の開発部門が「へびたま」の愛称で呼んでいたという中央が膨らんだ流線形のケース形状や、それを邪魔しない4時位置のリュウズ、気軽に身に着けやすいコンパクトサイズといった特徴を踏襲する。
その一方で、かん足の位置を腕に沿うように落とし腕なじみの良い形状に変更したほか、筋目と鏡面を組み合わせた仕上げをケースに施したり、陰影にこだわった立体的なコマ形状のメタルブレスレットを新開発したりと、クラシカルな印象を残しつつ質感を高めた。
まずレギュラーモデルとして発表されたのは、ネイビーのダイヤルを持つ「SBSA253」、ブラックダイヤルの「SBSA255」、アイボリーダイヤルの「SBSA257」の3本。いずれもバーインデックスにルミブライトを施し、秒針には1970年代のセイコー 5スポーツで多く採用されていたというオレンジ色を採用した。
ケース・ブレスレットの材質はステンレススチール、ガラスはカーブハードレックスで、10気圧防水となる。ケースサイズは37.4mm、厚さは12.5mm。