クロス・マーケティングは4月3日、「スーツに関する調査(2024年)」の結果を発表した。調査は3月29日~30日、全国の20~69歳の男女1,100名(各年代220名)を対象にインターネットで行われた。

  • 今でも着られるスーツの保有数と、スーツの着用頻度

    今でも着られるスーツの保有数と、スーツの着用頻度

スーツを購入した・買ってもらったことがある人の中で、今は着られない可能性のあるスーツを保有している人の割合は45.7%。一方、今でも着られるスーツの保有数は、「2着」(23.7%)や「1着」(21.5%)がボリュームゾーンで、男性では年代が上がるほど保有数が多くなる傾向に。

スーツの着用頻度については、女性50代は「それ以下(3年に1回未満)」の人が特に多くおよそ6割。男性40代・男性50代は「週5日以上」が他年代より高いものの、2割程度にとどまった。

  • スーツなどのきちんとした服装がふさわしいと思うシチュエーション

    スーツなどのきちんとした服装がふさわしいと思うシチュエーション

スーツなどのきちんとした服装がふさわしいと思うシチュエーションを聞くと、1位「面接」(67.8%)、2位「入社式」(63.5%)、3位「結婚式・葬式」(55.6%)、4位「入学式・卒業式」(53.5%)が半数超えと、セレモニーに関するものが上位となった。

また、スーツに関して思うことを尋ねたところ、「クリーニングに手間・お金がかかる」(38.0%)が最も多く、次いで「揃えるのにお金がかかる」(35.5%)、「着ると窮屈に感じる」(31.0%)が上位となり、ネガティブな感情を抱く人が多いよう。さらに、女性50代・女性60代では、長年着ないうちに自分に合わないスーツが出てきた人が他の年代より多かった。