スタッフサービス・ホールディングスは3月26日、「職場における外国人活用とコミュニケーション関する実態調査」の結果を発表した。同調査は、2024年3月9日~12日の期間、20歳〜69歳までの外国人と一緒に働いている(働いたことのある)ビジネスパーソンの男女1,467人を対象にインターネットで実施したもの。
はじめに、一緒に働いている(働いたことのある)外国人の出身はどこかを聞いたところ、1位は「中国」(42.5%)という結果に。次いで「ベトナム」(27.3%)「フィリピン」(18.5%)と続いた。
業種別にみると「製造業・工場勤務」でベトナム・フィリピンが中国に続いて多く、「建設業」ではベトナムが1位、「医療・福祉」ではフィリピンが1位であった。
また、職場で何人の外国人が働いているか(いたか)を尋ねると、「5人以下」(50.7%)が半数を占めた。
外国人を活用する理由を質問すると、「人手が足りない」(39.6%)が最も多い結果に。「出身国は問わず人材採用をしている」(26.0%)職場も多く、全体的に人手不足を感じられる結果になったという。
外国人と一緒に働いている(いた)時、コミュニケーションで困ったことはあるかを聞くと、「ある」と答えた人が45.8%、「ない」と答えた人が54.2%であった。
「ある」と答えた人に対し具体的にどのようなことかを聞いたところ、「言葉の問題で意思の疎通がしづらいこと」「日本語力の不足からミスや誤解が起きること」などの回答が集まった。