相模鉄道は2日、相鉄線で運行される10000系2編成に対し、導入時のカラーをイメージした「懐かしの若草版」、「10000系が赤帯で登場していたら」というイメージを表現した「往年の赤帯版」のラッピングを施し、5月中旬から運行すると発表した。

  • 「懐かしの若草版」ラッピングイメージ

同社はサービス向上を目的とした「デザインブランドアッププロジェクト」の取組みとして、10000系のリニューアル工事を進めており、2002年導入当時のスタイルを残す編成も残り約半分になったという。

そこで、駅係員の有志で「SOTETSU SERIES 10000 REVIVAL COLOR PROJECT」を立ち上げ、3月23日に開催した「チャリティー撮影会 in 相模大塚」にて、オリジナル入場券「懐かしの若草版」「往年の赤帯版」を販売。完売した場合、売上金をラッピング費用の一部に充てることにより、それぞれのテーマのラッピング実現をめざしたという。

その結果、2種類ともに完売したことで、「懐かしの若草版」(10705×8両編成)と「往年の赤帯版」(10708×10両編成)のラッピングが実現。「懐かしの若草版」の先頭車(横浜寄り)の車両前面に、導入時に貼っていたグループマークロゴも再現する。

  • 「往年の赤帯版」ラッピングイメージ

ラッピング列車は5月中旬から11月頃までの期間、相鉄本線・いずみ野線(横浜~海老名・湘南台間)で運行予定。相鉄新横浜線(新横浜~西谷間)をはじめ、JR線・東急線などの相互直通運転区間では運転されない。