日本旅行は、しなの鉄道と共同で「115系電車鈍行夜行 妙高高原経由軽井沢行」を企画。4月2日15時から、日本旅行メディアトラベルセンター「鉄道・バス企画デスク」予約サイトで参加申込みの受付を開始した。

  • 日本旅行としなの鉄道が「115系電車鈍行夜行 妙高高原経由軽井沢行」を企画(写真提供 : しなの鉄道)

昨年、日本旅行としなの鉄道は115系による普通夜行列車を運行。好評だったことを受け、今年は運転区間を妙高高原駅まで延長し、上越・中央普通夜行をほうふつとさせる、終夜にわたってほぼ全駅に停車する鈍行夜行ダイヤで運行するという。

かつて全国で運行された普通夜行列車は、一般的に急行型車両を用いることが多く、普通といえども深夜帯は通過駅の多いダイヤで運行されたという。その中にあって、上越線の上越夜行や中央本線の中央夜行は、近郊型の115系を使用し、終夜にわたってほぼ全駅を停車する鈍行ダイヤで運行され、長距離輸送と同時に終電・初電の役割も担っていた。

  • 「湘南色」の115系(写真提供 : 日本旅行)

今回の企画において、115系セミクロスシート車を終夜にわたってほぼ全駅に停車する鈍行夜行ダイヤで運行することにより、上越夜行や中央夜行を演出。前回の115系普通夜行列車でも好評となった、夜食弁当の電車窓越し渡しによる駅弁販売光景も再現する。旅情を盛り上げる硬券乗車票の発行、鈍行夜行の必需品である古新聞も用意される。

5月25日に出発する2日間の旅行商品として発売。軽井沢駅を21時16分に出発した後、全駅停車で運行。途中の坂城駅で「釜めし」弁当が用意され(事前予約制)、妙高高原駅へ0時29分到着。復路は妙高高原駅を1時0分に出発し、ほぼ全駅停車で運行され、軽井沢駅へ5時32分到着となる。旅行代金は1万6,500～2万8,800円。夜食の釜めしは2,200円とのこと。