WeCapitalは4月1日、「所得×投資」に関する意識調査の結果を発表した。調査は3月7日〜8日、全国の20代〜60代の男女1,007人を対象にインターネットで行われた。
「2023年と比べて2024年の給与に変化はありましたか?」と質問したところ、約6割が「下がった・変化はなかった」(60.1%)と回答。給料が増えたと実感している人は少数派のよう。
次に、「現在、投資をしていますか?」と質問をしたところ、約半数が「はい」(53.9%)と回答。そこで、「株価最高値と連動して今後の給料は上がると思いますか?」と質問したところ、約7割が「あまりそう思わない」(46.0%)、「まったくそう思わない」(25.3%)という結果に。株価上昇と給料は連動しないと考えており、給料アップは期待できないと考える人が多いことが分かった。
投資をしている人に、どのような投資をしているのかを聞いたところ、「株式投資」(67.6%)や「投資信託」(55.8%)が多く、次いで「確定拠出年金」(19.9%)が続く結果に。
また、今回の34年ぶりの株価最高値による影響について、「投資の利益にどのような変化がありましたか?」と尋ねたところ、約7割が「とても上がった」(18.6%)、「やや上がった」(51.9%)と回答。「今後投資を行うことで総所得が上がる見込みがありますか?」と聞くと、約7割が、総所得が上がる見込みがあると回答した。
一方、「給与が下がった・変化はない」「投資をしていない」と回答した人を対象に、「給与や年収を上げるために、起こした行動」を聞いたところ、「特になし」(70.8%)が7割を占めトップに。給料が下がった、あるいは変化がなくても、年収を上げるための行動をされていない人は多いよう。
そこで、「総所得を上げる手段として、投資は有効だと思いますか?」と質問したところ、約4割が、「とてもそう思う」(6.5%)、「ややそう思う」(36.9%)と回答し、投資をしていない人の中でも、投資効果に対する期待がある方も一定数いることがわかった。