2024年も気づけば4月をむかえ、華やかな春を感じられる、冷やしたビールがとにかくうまい1日も増えてきましたね。みなさんは休日の1杯に、なにを飲まれていますでしょうか。
今回は酒好きな方々の参考になる(?)、今年リニューアルされたお酒の新旧味わいレビューを実施していきましょう。
味覚、パッケージともに新しくなったという「本麒麟」の味わいやいかに! 2018年発売時の『初代・本麒麟』と飲み比べして、味の変化をチェックしていきましょう!
「新・本麒麟」『初代・本麒麟』を飲み比べしてみた
こちらは2024年1月より、順次切り替え販売されている「本麒麟」です。
パッケージはベースカラーとなる赤色がやや明るく変更された印象です。裏表にドドンとあしらわれた【新】という文字がインパクトのあるデザインになっています。
サイズは350ml缶と500ml缶が用意されており、アルコール分は6%。100mlあたり46kcalの商品になります。
今回のリニューアルは"力強いコク・飲みごたえ"と"飲み飽きないうまさ"の向上を目指して実施されたのだとか。顔を近づけると広がるホップの香りは、仕事終わりの疲れた身体によく沁みわたります。
そしてこちらが今回入手した2018年に販売されていた『初代・本麒麟』。特別にマイナビニュース編集部が入手した非売品です(ありがとう編集部)。『初代・本麒麟』の香りは全体的にすっきりとした印象で、「新・本麒麟」ではホップの香りがさらに増強されたようです。
そしてビジュアル比較。お酒自体の色ですが、左側の「新・本麒麟」の方が若干明るい黄金色にみえる。パッケージもこの色の変化に合わせているのでしょうか。さっそく味わい比較です。
まずは『初代・本麒麟』から。商品完成までに、のべ3万回の試飲を実施したという、キリンの本気を感じる「本麒麟」はじまりの1杯。こちらはしっかり苦みとコクを感じられるのにも関わらず、最後のあと味は大分すっきりしています。……かなり飲みやすい!!
コクと苦み、爽快感のバランスが絶妙で、あっという間に1本開けられてしまう仕上がりになっています。
つづいて「新・本麒麟」を実飲。グラスに注いで香るやいなや、初代よりも香り高いことに気づきます。
コクと苦みある味わいを想像させてくるのが特徴的でした。そして味わいについては、香りのとおりで苦みとコクがガツンとくる……! 初代と比べるとかなりビールに近い苦みが増加しているようです。
よりビールに近い美味しさを求める人には最高の改良だなぁと思う一方で、初代の魅力のひとつだった後味のすっきり感も健在です。ビールらしさを高めつつも、さらりとした飲みやすさも兼ね備えるバランサーのような印象でした。
さらに「新・本麒麟」では、初代よりも柔らかな炭酸を利用しているようです。本麒麟自体の味わいをよりダイレクトに感じる点もひとつの特徴ですね。
個人的にはすっきりしてがぶがぶ飲めちゃいそうな初代もかなり魅力的なのですが、よりビールらしい味わいを探求する「本麒麟」を前に言うのは野暮かもしれません。
ビールならではの味わいをさらに楽しめるようになった、ワンアップした「本麒麟」をチェックしてみては?