日本テレビ系バラエティ番組『上田と女がDEEPに吠える夜』(毎週火曜23:59~)が、きょう2日にスタートする。

  • 『上田と女がDEEPに吠える夜』

家族や友人とも話さないかもしれないDEEPなテーマで社会のリアルに迫る“大人のためのトークバラエティ”の同番組。MCは、ゴールデンの『上田と女が吠える夜』と同じく上田晋也、そして、大久保佳代子、いとうあさこ、MEGUMI、若槻千夏、ファーストサマーウイカのレギュラーメンバー(毎回1~2人登場)がゲストを迎え、現代のリアルな価値観に注目し、意見を交わしていく。

初回となる今夜のテーマは、「令和の性教育」。性産業先進国といわれ情報もあふれる中、学校での性教育にかける時間は他国に比べ圧倒的に短いとされる日本では、10代での予期せぬ妊娠が増えるなど、性教育の必要性が強く呼びかけられている。一方、自分の子どもに「性」について教えられない親、親世代との性に対する意識が違いすぎて不満を感じる若者などの世代間ギャップや、災害時のトラブルなどのニュースも記憶に新しい。

そんな「令和の性教育」の現状について、大久保佳代子、若槻千夏、SHELLY、益若つばさ、ゆうちゃみ、そして渡辺裕太が、親として、子どもとして、リアルな実体験を語りながら、現代における性教育の必要性を共に考えていく。

YouTubeチャンネルで若者に向けて性の情報発信をしているSHELLYは、日本の性教育の現状に触れ、「今は子どもたちがインターネットでいくらでも調べられる。そうすると、正しいか分からない情報を信じてパートナーを大事にできないことがある。早い段階で正しい知識をつけることが大事だと思う」と持論を投げかける。

「私は学校でコンドームの付け方も教わった」というZ世代のゆうちゃみは、家庭でも性についてコミュニケーションを取っているという。「私の家族はオープン。なんでも話す。ママも性について細かく教えてくれた。『避妊しーや』『ゴムしーや』って」とやり取りを明かす。

すると、渡辺裕太は「お母さんと娘の方が話しやすいイメージはある。息子は話しにくい」と男子の本音を吐露。その一方で、亡き父・徹さんとは性について話をしたこともあったという。中学生の時、性に関してある悩みを抱えていた渡辺は「意を決して父親に言ったんです。そしたら…」。スタジオの女たちも「いいお父さん!」と思わず感動した父の対応とは…。

大久保が上田に「子どもに性教育はしてきましたか?」と問えば、共に高校生の子を持つ上田と益若は、親子で性についてきちんと話をしたことがないという。上田は「早いうちから性教育しない方がいい、と聞いたことがあって。実際どうなの?早い方がいいの?」と疑問を投げかける。

すると、SHELLYは「私は、子どもが2歳半ぐらいになったら、プライベートゾーンの話をしてあげる。万が一、子どもがいつか被害に遭った時に、“これはおかしい”とちゃんと気付けるので、早いうちに正しい知識をつける方がいいと思う」と思いを伝える。さらに、「子どもが性に関することで困ったときに、相談してこないことが一番怖い。困ったときにすぐに言える関係性をつくることが大事」といい、「どうしたらそういう空気作りができるんだろう?」とトーク全体でさらに熱を帯びていく。

親なら誰しも頭を抱えたことがあるであろう、家庭での性教育における悩みの代表が、「子どもが他人のおちんちんに興味を持っちゃう。どう教えたらいいの?」というもの。二児の母である若槻も「子どもが『おちんちん』とか『うんち』とか、やたら言う時期があった」と振り返る。「その時は絶対に○○しないって決めていた」という若槻の対応にSHELLYも大絶賛だ。

番組後半では、災害の際、避難所で配られる生理用品の数が少なすぎたり、生理用品が“ぜいたく品”扱いされ、生理が正しく理解されていない現状へ話が及ぶ。

上田も「小学校の時、性教育の授業あったでしょ? それってやっぱり、女子だけクラスに残されて…とかだった?」と聞くと、若槻も「生理への理解も、男女同じタイミングで習っていった方がいいのかな?」と問いかけ、子どもに生理をどう教えたらいい? 男の子に生理用品を買わせるのは良くない? など、女性と男性とでどうしても意識にズレがある“生理”についても考えていく。

最後にSHELLYが「性教育について悩まれる親御さんは、もう遅いんじゃないか…とおっしゃる方も多いけれど、今日よりも明日、明日よりも明後日が、どんどん話しづらくなる。だから、今日この番組を見て何かを感じた方は、ぜひ話のきっかけづくりにしてほしい」とコメントする。

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