ネクイノが運営するオンライン・ピル処方サービス「スマルナ」は、低用量ピル服用のきっかけや服用後の変化に関する意識調査の結果を3月28日に発表した。調査は2024年2月10日〜19日の期間、スマルナユーザー2,317人を対象に行われた。
はじめに、低用量ピルを初めて服用したタイミングを尋ねると、「社会人になってから」が69.4%と約7割を占めた。次いで「専門学校・大学生のときから」が23.5%となり、9割以上が専門学校・大学生以降に低用量ピルを服用し始めていることがわかった。
低用量ピルを服用しようと思ったきっかけについて聞くと、「自分自身で調べて服用を決めた」が51%で最多に。次いで「パートナーができた」(17.9%)、「医療機関で教えて(処方して)もらった」(14.1%)が続いた。また、友達や職場の人・家族など「周りの人が服用していた・すすめられた」という人も13.8%という結果に。
自分自身で調べて服用を決めたと回答した人に、そのときのエピソードを尋ねると、「避妊のために始めた」「学生の頃からPMSや生理痛が重く悩んでいた」「生理痛がひどく、仕事を大事な有給を使ってまで休んでしまうことで悩んでいて、調べたらピルがおすすめというのをみたので服用を始めた」などの声が寄せられた。
低用量ピル服用前の不安について伺うと、最多は40.2%が回答した「副作用が心配だった」だった。次いで「特に気掛かりなことはなかった」(19%)、「体に影響があるのではと不安だった」(8.1%)が続いた。
服用前の不安に対してどのように乗り越えたのか尋ねると、「副作用のデメリットよりも服用のメリットの方が大きかった」「友人の話をたくさん聞き、ピルのメリットを知ることで服用に至った」など、正しい情報を得ることでメリットの方が高いと判断した・周りの人の服用経験が後押しになったなどのコメントが集まった。
低用量ピル服用を継続している理由については、「避妊」が35.8%で最多に。次いで「月経痛の軽減」(18.9%)、「PMS(月経前症候群)の軽減」(18.1%)が続いた。
低用量ピル服用への満足度については、90.5%が「満足(+とても満足)」と回答している。
服用後にできるようになったこととして、「月経痛がある時は友達との遊びを断っていたけど遊びに行けるようになった」「生理中のメンタルの乱れにも対応できるようになり、心理的な負担が小さくなった」などの声が寄せられた。