日本気象協会は、紫外線量が増える4月以降の紫外線対策を呼びかけるため、「紫外線厳重注意 前線2024」を3月29日に発表した。「紫外線厳重注意 前線2024」は天気予報専門メディア「tenki.jp(てんきじぇーぴー)」で公開する。
「紫外線厳重注意 前線2024」は、紫外線の強さの国際指標である5段階の「UVインデックス」を基準に、日本気象協会独自の気象予測情報や過去の気象データに基づく知見を加味して算出している。UVインデックスのランクが「強い」に達する時期を前線図の形式で表現する。
今シーズンの「紫外線厳重注意 前線2024」によると、西日本と東日本の広い範囲で4月上旬から紫外線に厳重な注意が必要になるという。特に、名古屋では3月31日から厳重注意が必要な予想に。北日本でも、ゴールデンウィークに入る4月末から5月初めには紫外線への厳重注意が必要になり始める。
天気予報専門メディア「tenki.jp」では「紫外線厳重注意 前線2024」を3月29日から公開した。
同ページでは「紫外線厳重注意 前線2024」のほか、春の終わりにかけて気温が高い傾向となり、例年よりも早い段階で半袖を着用したり、薄着で過ごす機会の増える2024年ならではの、紫外線ランク別おすすめコーディネート表も紹介している。また紫外線対策に積極的な企業からも協力をもらい、ユニクロのUVカットウエアを使用することによる「着る紫外線対策」や、花王ビオレの日やけ止めを用いた効果的な塗り方・塗り直し方のポイントなどの情報を取り上げている。
なお日本気象協会は3月4日に「紫外線準備 前線2024」を公開している。「紫外線準備 前線2024」では例年3月以降に紫外線量が増えはじめ、紫外線対策が必要となることを広く知ってもらうことを目的に開発し、UVインデックスのランクが「中程度」に達する時期を前線図の形式で表現した。今回公開する「紫外線厳重注意 前線2024」は、紫外線量がより強いUVインデックスランク「強い」に達する時期を前線図形式で表現し、今の時期からしっかりとした紫外線対策の必要性を利用者に理解してもらうための前線。紫外線の厳重注意に関する前線は、2023年に続き2回目の発表となる。