スタディプラスのStudyplusトレンド研究所は、大学受験期のトレンドに関する調査結果「受験トレンド白書2024 “ホンネ編”」を3月26日に発表した。調査は2023年11月30日〜2024年2月20日の期間、学習管理アプリ「Studyplus」上で2023年度に大学受験をしたユーザー1,608名を対象に行われた。

  • 受験勉強をスタートした時期

はじめに、大学受験の勉強を本格的にスタートした時期について聞くと、最多は「高校3年生・夏」(30.3%)だった。次いで「高校3年生・春」(20.5%)、「高校2年生・冬」(18.8%)が続いた。

昨年度と比較すると、最多と2番目が入れ替わる結果となったが、高校2年生の冬から高校3年生の夏にかけて受験勉強をスタートする割合が約7割となり、傾向は今年度も同様となった。

  • 受験期に親と進路についてどれくらい相談できたか

続いて、親と進路に関する相談ができたか尋ねると、受験生の7割が「本音で相談することができた」(73.4%)と回答。「相談することはできたが、本音を伝えきれなかった」は17.3%、「ほとんど相談することができなかった/相談しようと思わなかった」は9.3%だった。

  • 受験期に学校の先生と進路についてどれくらい相談できたか

学校の先生との相談状況については、親と比較すると、本音で相談できた割合が少し減って全体の6割程度(63.7%)となった。一方で、「ほとんど相談することができなかった/相談しようと思わなかった」割合が親より高く、2割程度(17.5%)という結果に。

  • 大学受験で出願した校数

出願校数については、昨年度は「3校」「4校」が最多だった一方で、今年度は「1校」が最多だった。次いで、「3校」(15.4%)、「5校」(15%)と続いた。

そのほか、奨学金については、3割以上が「受ける予定あり」と回答。「給付型であれば、受ける予定あり」も含めると、約半数が奨学金を受ける意向があることが明らかに。大学進学後、1人暮らしを始めると回答したのも42.7%と4割を超える結果になった。