日産自動車、「フォーミュラE」への長期継続参戦を発表…2030年まで

日産自動車は3月28日に電気自動車レースの世界最高峰「フォーミュラE」への2030年までのコンストラクターとしての長期継続参戦を発表した。

記者会見の会場では日産フォーミュラカーEのゼネラルマネージャー兼フォーミュラーEチームのマネージングダイレクターを務めるトマソ・ヴォルぺ氏とフォーミュラE 最高経営責任者 ジェフ・ドッズ氏、FIA シニア サーキット スポーツディレクターのマレク・ナワレツキ氏の3名が登壇し、公式登録書にサインをした。

null

●調印後はドッズ氏からヴォルペ氏にだるまが送られた。両者で目を書き入れ、健康と協力を約束した

ヴォルペ氏は調印を終え、「長期的な参戦を表明できたこと、2030年まで契約を結ぶ最初のメーカーとなったことを誇りに思う」と述べ、フォーミュラーEは最先端の電動化技術を開発し、常に成長し続ける重要なプラットフォーム。今後の更なる成長に大きく貢献すると確信していると今後の抱負を語った。

決戦始まる!

会見後半では日産フォーミュラEチーフパワートレーンエンジニアの西川直志氏とドライバー、オリバー・ローランド選手とサッシャ・フェネストラズ選手が登場。

いよいよ3月30日に迫った「2024 Tokyo E-Prix」の魅力と意気込みを語った。

null

●左から西川氏、フェネストラズ選手、ローランド選手、ヴォルペ氏

初の日本開催となる本大会は台東区台場の東京ビッグサイト周辺を封鎖して設営された一部公道の特設サーキットを使い開催される。

西川氏は、「お客さんから音もなくどこを楽しんでいいのかわかりにくいとの声も聞こえるが、フォーミュラEの市街地レースを間近で見るとものすごい迫力で、電気自動車でもだんだん音がかっこいいって思えるような世界観がある。その迫力を感じていただいて、フォーミュラE自体の認知度が上がってくれると一番いい」とレースの魅力を語った。

電気自動車レース世界最高峰、ABB FIAフォーミュラE世界選手権 2023/2024年シーズン10 第5戦「東京E-Prix」は3月30日15時に決勝レースがスタートする。見逃せない!

〈文=ドライバーWeb編集部〉