リクルートが運営する「SUUMOジャーナル(スーモジャーナル)」は、JR山手線のなかでも、家賃相場がリーズナブルな駅を対象とした調査結果を3月25日に発表した。
同調査は、2023年7月~12月の期間、SUUMOに掲載されているJR山手線沿線の駅にあり、駅徒歩15分以内、10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DK(定期借家を除く)、築年数35年以内の物件を対象に行われた。
「JR山手線の家賃相場が安い駅」1位には、8万8000円の「目白駅」と「田端駅」の2駅がランクイン。
豊島区にある目白駅は山手線以外のJR線や他社の路線が乗り入れていない単独駅。全30駅あるJR山手線のうち、単独駅は新大久保駅(11位・家賃相場9万8500円)と、目白駅の2駅のみとなっている。
目白駅の両隣に位置する4位・高田馬場駅(家賃相場9万1500円)と8位・池袋駅(同9万3000円)に比べると駅周辺は落ち着いた雰囲気があり、高校や大学など教育機関が多いのも特徴。また、多彩な商業施設でにぎわう高田馬場や池袋の駅前にも歩いて15分ほどで行くこともできる。
同じく1位になった北区にある田端駅はJRの山手線に加え京浜東北線が利用可能。駅周辺にはショッピングモールなどの大型商業施設はないが、コンビニやスーパーが複数あり、また2路線が利用できるため日々の買い物には困らないという。家賃相場も低めで、田端駅は「SUUMO住みたい街(駅)ランキング2024 首都圏版」で「穴場だと思う街(駅)ランキング」の16位にも選ばれている。
3位は、荒川区に位置する西日暮里駅。家賃相場8万9000円の同駅にはJRの山手線と京浜東北線、日暮里・舎人ライナー、東京メトロ千代田線も乗り入れている。JR駅構内のコーヒーショップやそば店が朝から晩まで営業していたり、駅周辺にも気軽に利用できたりする飲食店が多数ある。
以降、4位は高田馬場駅、5位は駒込駅、6位は日暮里駅と、近接する駅が上位に並んでいる。トップ11までをみると新大久保駅~鶯谷駅間の連続する11駅がランクインするという結果になった。