西武鉄道、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、ジェーシービー、オムロン ソーシアルソリューションズ、QUADRAC は2024年度後半、タッチ決済対応のカード(クレジット、デビット、プリペイド)や、同カードが設定されたスマートフォン等を活用した乗車サービスの実証実験を西武鉄道のターミナル駅、観光地周辺を中心に21駅にて開始する。

  • 自動改札機のイメージ

対象駅(21駅)の一部改札において、タッチ決済に対応のカードや同カードが設定されたスマートフォン等を自動改札機にタッチすることで西武線への乗車が可能に。タッチ決済対応ブランドはVisa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯。Mastercardについては順次追加予定だという。

この取り組みにより、西武線沿線の在住者はもちろん、秩父・川越などの観光エリアや、「西武園ゆうえんち」「ベルーナドーム」「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」といったスポットの利用客にも、シームレスに、より便利に移動できる多様な乗車サービスを提供することが可能に。

実証実験の開始にあたり、西武線内の対象駅の自動改札機にタッチ決済読取部を搭載すると同時に、QRコードの読取部も搭載。2022年9月よりサービスを開始しているデジタル企画乗車券についても、対象駅で自動改札機を通過できるようになり、これまで以上に便利に利用できるようになる。

西武鉄道は「訪日外国人のお客さまの利便性向上を含め、シームレスな移動・暮らしや、スマートな事業運営を実現するDX 施策の一環として、将来的な全線展開を視野に、新たな乗車サービスの提供に取り組んでまいります」と述べている。