テレ東・BSテレ東 報道番組リニューアル記者会見が26日に同局で行われ、『WBS(ワールドビジネスサテライト)』キャスターの相内優香、豊島晋作、大江麻理子、『News モーニングサテライト』キャスターの片渕茜、角谷暁子、『日経ニュース プラス9』キャスターの八木ひとみが登場した。

  • 左から大江麻理子キャスター、豊島晋作キャスター、相内優香キャスター、片渕茜キャスター、角谷暁子キャスター、

■キャスター同士だからこそのエピソード

この度、報道番組がリニューアルされ、新キャスター陣が揃い踏みに。テレ東パートでは記者からは「隣のキャスターへのリスペクトを」という質問が。大江キャスターから豊島キャスターへは「同郷・福岡出身ということで昔から親近感がありまして。2人で話すときは彼は全く私に敬語を使ってくれないんですね。『姉さん何とかやけん』とか方言を使いながらタメ口をきいてくる人」と意外な一面が飛び出す。

豊島キャスターから相内キャスターへは「自己肯定感強めなところがある意味尊敬するといいますか。『どうしてこんなに前向きなんだろう』みたいな。常に明るい気持ちで。そういうメインキャスターが番組の雰囲気を作るところがある」とリスペクト。相内キャスターは「片渕アナが新人の時、トレーナーでした。新人の時から見ていて、本当に誰に対してもフラットで優しくて、ちょっと自分の意見はあまりにも主張しないので心配になってしまうぐらいのところがあるんですけど、それも彼女の持ち味。その優しさが持ち味なんだなっていうことを、キャスターになっても私はつくづく感じています」と思い出話を語った。

片渕キャスターから角谷キャスターへは「1個下の後輩なのにすごくしっかりしていて。アナウンス部だと報道の仕事もこうやってやってますし、バラエティの仕事もしてたりっていう中で、どんな仕事でも失敗してるのを見たことがない。どんな仕事もすごいマルチにこなしてる」と称賛。角谷キャスターは大江キャスターに対し「学生時代から見ていた先輩という気持ちでいっぱいなんですけれども、『WBS』で同じ番組を担当するようになりまして、より大江キャスターがニュースに対してですとか番組に対して、本当に真剣にまっすぐ向き合っているんだなということを感じるようになりました」と印象を語る。

さらに「ある日、私の誕生日でもなんでもない日に、『これあげる』とネックレスをプレゼントをしてくれたことがありまして。誕生日でもないので受け取っていいのかしらと恐縮してしまったんですけど、戴いて。私にとってはとても宝物で、今日は勝負だなという日はつけるようにしています。そんな温かい人です」と明かした。

■相内優香 コメント

『Newsモーニングサテライト』のメインキャスターを3年間務めて、かつて10年務めたことがあるWBSに3年ぶりに戻ってくることなりました。3年前、私がWBSを離れる時には、まさかこうした形で自分が戻ってくるとは全く想像もしていませんでした。私のことが全く想像できなかったように、日本経済は、まさか日経平均が4万円にいくとは、日銀が17年ぶりに利上げをするとは、ChatGPTなんて言葉も想像ができなかったんじゃないでしょうか。経済っていうのは本当に見通せない、先がよめない想定外のことがたくさんあるからこそ、私達がニュースでそれをお伝えする意味があって、価値があって、また経済の面白さなのではないかと思います。日本経済もこれから人口減少、少子高齢化と、成長力に関しては課題がありますけれども、仮にこれからの日本経済に明るい未来が待っているとするならば、明るい未来を信じてで「よし、1日の終わりに、明日も頑張ろう」と、前向きな気持ちになれる経済ニュースを目指していきたいと思います。私もその一助となれるよう頑張りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

■豊島晋作 コメント

元々ディレクターをやってましたので、且つ自己肯定感が高いほうはないので、前に出て喋るのはかなりの緊張感と憂鬱感を覚えております。相内さんをなるべく支えるようにしてやっていきたいと思っています。ほとんど今までディレクターをやっており まして、それこそ相内さんがキャスターで自分がディレクターで作るのを10年前ぐらいまでやっていて。ディレクターの目線で番組にも貢献したいと思っています。特にここ数年はYouTubeとかテレ東BIZとかデジタル方面の仕事をやっていましたので、デジタルと地上の架け橋みたいなところもやっていきたいと思っています。なかなか若い人はテレビに時間通りに来てちゃんとその時間に合わせて見てくれるっていう結構少なくなってきて。そういったところと地上波のよさをどう掛け合わせていいものができるのかを考えていきたいなと。あとさっき山本CPから「YouTubeが2億回にせまる」っていう…あれちょっと盛りすぎな数字で(笑)。実際は今年の頭でまだ1億6000万回ぐらいです。

■大江麻理子 コメント

10年前、2014年春にこうして記者会見しまして、WBSのメインキャスターに就任した日のことを今思い出していました。
そのときも相内さん、豊島さんと一緒で。豊島さんはマーケットキャスター、相内さんはフィールドキャスターとして同席しておりました。そしてこの10年の間、みんなそれぞれに研鑽を積んで、またここにこうして立てていることをうれしく思っております。 個性豊かな2人から私がバトンを引き継いで、金曜日だけ1時間遅いんですけど、特に1週間をじっくりまとめて見ることができる企画ができたらいいなとは前々から思っていましたので、それが実現できるということで大変嬉しく思っています。またワクワクしているところですね。ニュースというのは日々飛び込んでくるものですけど、特にWBSらしい経済、そして経済に関係してくる政治、国際情勢…そういったもので1週間、金曜日を見ればおさらいができます…というような番組作りをしていきたいと思いますし、そこを深掘りするところで、取材に出まして、いろいろなところに足を運んで、当事者に話を聞くことを続けようと思っております。これからのWBSはよりどりみどりといいますか、かなり彩り豊かな番組になるかと思いますので、よろしくお願いいたします。

■片渕茜 コメント

4年前からモーニングサテライトをサブキャスターとして最初担当し始めまして、今丸4年モーサテに携わっています。実は1年前の2023年4月から月曜日だけメインキャスターをやって、1月から週2でメインキャスターをやって、この4月から週3でメインキャスターをやるという、じわじわモーサテを攻めているという…地味に朝攻めています(笑)。今回この4月から角谷アナとキャスターを務めさせていただくことになりまして。角谷アナは1年違いなんですけど、まだ内定者、大学生の頃からの仲なので、そんな2人でモーサテをやる日が来るとはと、夢のような気持ちです。最初は佐々木アナがメインキャスターを務められていて、佐々木アナとプロフェッショナルの金融の方が話してる内容が全然意味がわからないぐらい難しいなという印象からスタートしました。そこから自分が番組を引っ張っていくっていう立場になったっていうのも信じられないような気分です。
モーサテは内容が難しいというところで、日々モーサテチームで勉強しながら番組を作っているんですけれども、新NISAも始まりましたし株高もあって、株投資を始めてみたいという初心者の方にもわかりやすいようなコーナーを…資産形成に関してとか。あとはZ世代向けの消費動向とか、そういったコーナーも番組の後半に設けていますし、番組の前半は金融のプロフェッショナルの方々が見ていただいても納得いただけるような、寝てる間に日本以外の世界経済がどう動いたか、マーケットがどう動いたかというところをわかりやすく伝えているコーナーもありますので、いろいろなプロフェッショナルな方、そして投資初心者の方に満足いただけるような番組作りをこれからも進めていきたいと思っております。4月以降もどうぞご期待ください。

■角谷暁子 コメント

今片渕アナからもありましたように、私はテレビ東京に入社をして初めて担当した番組がモーニングサテライトでした。その後は『WBS』でフィールドキャスターを務めて、こうしてまたモーニングサテライトに戻ってこられたことがとっても嬉しいです。そして1年先輩の片渕アナと一緒にメインキャスターを務められるということが本当に信じられない気持ちでいっぱいなんですが、頑張っていきたいと思っています。金融経済といいますとなかなか難しいイメージがあると思いますけれども、私個人的には今29歳でして、20代最後の仕事として、このモーサテを20代の集大成として頑張ろうと思っていますので、若い世代にもいろいろな職種の方にも興味を持ってもらえて、今他の曲でも経済を扱う番組が増えていますけど、やっぱり経済はテレビ東京だな、モーニングサテライトだなと思ってもらえるような番組作りを、私も担っていけたらなと思っています。4月からもご期待いただけたら嬉しいです。どうぞご覧ください。

■八木ひとみ コメント

簡単に自己紹介をさせいただきます。出身は岡山県でして、香川の大学に通い、初めて就職したのは山口県のテレビ局ということで、25まで中四国で暮らしておりました。そこから上京してきまして、フリーアナウンサーとしてまずはニュース専門チャンネルで3年ほどキャスターを担当、そこから10年、主に経済番組、ラジオ、テレビ、ネット上の動画でしたりイベント…本当に主に経済を中心に活動して参りました。先ほどご紹介もありましたけれども、足下6年間はBSテレ東の朝7時5分からの番組『日経モーニングプラスFT』という番組をメインキャスターとして担当しております。担当3年目でコロナ禍となりまして世界経済、世界の政治、未曾有の変化を見せる中で、毎朝のように経済ニュースをお届けしてきたことというのが、私にとって本当に大きな経験となっております。この経験を土台に日経ニュースプラス9で私らしさをプラスして皆さんにニュースをお伝えできたらというふうに思っております。この番組を見たからこそ得られる知識や情報というのを毎晩お届けできたらというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いお願いします。

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