俳優の木村拓哉が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『Believe-君にかける橋-』(4月25日スタート 毎週木曜21:00~※初回拡大スペシャル)がこのほどクランクインを迎えた。

  • 木村拓哉=テレビ朝日提供

■木村拓哉主演、テレビ朝日開局65周年記念作品『Believe-君にかける橋-』

テレビ朝日開局65周年記念作品として制作される本作は、大ヒットドラマ『BG~身辺警護人~』シリーズ(18年、20年)を手掛けた布陣が再集結するオリジナル作。橋づくりに情熱を燃やす狩山陸(木村)が、刑務所に収容されるという思わぬ困難に見舞われながらも、決して諦めることなく希望と再生の道を模索していく壮大な物語を紡く。

木村は、物語のカギとなる橋のシーンでクランクインを迎えた。この日は強風に加え、雨やひょうも時折襲ってくる悪天候。ファーストカットの場所は橋の側面、それも高所に設けられた足場で、容赦なく強風にさらされてしまう。しかし木村はためらうことなく足場に降り立ち、撮影が始まった。風速16メートルもの強風&雨のため、撮影は一時中断されたが、その時間を利用してのインタビューの間に、奇跡的に空から日が差してくることに。「雨が上がった! 現場に戻ります!」と、清々しい表情で撮影を再開させた木村は、迫力ある熱演を見せ、夕方には美しい虹も出現。感無量のクランクインとなった。

■木村拓哉(狩山陸・役)コメント

――物語の鍵となる橋のシーンで、クランクインを迎えました。今のお気持ちはいかがですか?

この地域にお住まいの方々にとって生活の動線となる橋にお邪魔し、多大なご協力を賜っている以上、何としても必要なものはちゃんと撮影しないといけないなと思っています。悪天候で厳しい状況ではありますけど、お互いの熱量を知り合えている、慣れ親しんだ力強いスタッフと一緒なので、僕の心は豊か。「早く1カット、1カットを重ねていきたいな」というテンションを保てています。今後の撮影でも、その日やるべきことを全力でやりたいと思っています。

――『Believe-君にかける橋-』、そしてご自身が演じる狩山陸に対する思いをお聞かせください。

橋の建設現場で生き生きとした時間を過ごしていたはずの登場人物が、なぜか刑務所に収容されるという流れの物語なので、衣装合わせでもベルトすら通してはいけない衣装が何着もあったんです。「こんなにテンションが上がらない衣装合わせは初めてだな」と思いましたね(笑)。と同時に、「この衣装を身にまとう期間を経た後、狩山の中でどんな時間が流れていくのかな」と、ますます興味が湧いてきました。そこは台本を読み進めていくにつれ、徐々に見えてくると思うので、僕も楽しみにしながら撮影に参加しようと思っています。

【編集部MEMO】
木村拓哉がテレビ朝日系ドラマで主演を務めるのは、2022年4月期『未来への10カウント』以来となる。『未来への10カウント』は、木村演じる生きる希望を喪失した男・桐沢祥吾が、高校ボクシング部のコーチになったことで再生していくさまを描く青春スポーツドラマ。最終話は、個人全体7.5%・世帯13.1%をマークし、全9話中最高視聴率で有終の美を飾った。Twitter(現X)の日本トレンド&世界トレンドも1位に。全話平均は個人全体6.3%(世帯11.0%)(ビデオリサーチ調べ・関東地区)