新型トライトンで出撃!チーム三菱ラリーアート、アジアクロスカントリーラリー2024に参戦

三菱自動車は3月26日、同社が技術支援するチーム三菱ラリーアートがアジアクロスカントリーラリー(AXCR)2024に参戦すると発表した。AXCR2024は、今年8月にタイ〜マレーシアで開催予定。参戦車両は、ピックアップトラック「トライトン」の改造クロスカントリー車両(T1仕様)だ。

【画像】ワイドトレッド化された新型トライトンの競技車

チーム三菱ラリーアートは、昨年開催されたAXCRにフルモデルチェンジしたばかりの「トライトン」3台体制で参戦。チャヤポン・ヨーター選手(タイ)が総合3位に入賞した。また、2台以上のエントリーですべての車両が完走し、うち上位2台の合計タイムで順位が争われる「チーム賞」も獲得。

排気量が大きく、動力性能が勝る競合車に対し、「トライトン」は軽快なハンドリングと高い信頼性で対抗。今年のAXCR参戦車両では、各部の熟成を図るとともに加速性能と走破性を強化。ポテンシャルを高めて必勝態勢で挑むという。

チーム三菱ラリーアートの総監督、増岡 浩氏は下記のようにコメントしている。

「昨年は『トライトン』が過酷なアジアクロスカントリーラリーでも堅牢性、耐久性に優れていることを確認できましたし、軽快なハンドリングと高い悪路走破性は強みであることを再認識しました。ニューモデルで2回目の参戦となる今年は、大排気量の競合車と互角に戦えるよう動力性能を強化するとともに、ワイドトレッド化でさらに走破性を強化して臨みます。チーム三菱ラリーアートは、王座奪還に向けて始動します。ご声援をよろしくお願いします」

AXCRは、アセアン最大規模のクロスカントリーラリー。29回目の開催となる今年は、8月11日(日)にタイ南部、タイランド湾に面するスラタニでのセレモニアルスタートによって開幕し、翌12日(月)から本格的な競技がスタート。タイ国内を南下し、15日(木)にマレーシアに入国、17日(土)にマレーシアの首都クアラルンプールでゴールを迎える。総走行距離は約2000km、スペシャルステージと呼ばれる競技区間はその内1000kmを超える見込みで、コースは山岳部、密林地帯、川渡りなど変化に富み、走破性と耐久性、さらに今年はスピードが問われる難コースが予想されている。

日本でも発売となった新型トライトン。ワイドトレッド化されるなどポテンシャルを高めたトライトンで王座奪還なるか!?

〈文=ドライバーWeb編集部〉