ABB FIAフォーミュラE世界選手権「Tokyo E-Prix」(3月30日~31日に開催)に挑戦する唯一の国内メーカーである日産自動車がスペシャルイベント「NISSAN FORMULA E ROPPONGI CIRCUIT」を開催した。会場には白石麻衣さんが登場し、声援を電力に変換して日産チームに届ける「VOICE CHARGE」に挑戦。日産の勝利を後押しした。
フォーミュラEのマシンが六本木に登場!
イベントの舞台となった六本木ヒルズアリーナ(東京都港区)には、全長110mのオーバル型特設サーキット「NISSAN FORMULA E ROPPONGI CIRCUIT」が出現。大都会のど真ん中にサーキットコースとは、なかなか異様な光景だ。
イベントにはスペシャルゲストの小池百合子東京都知事が登場。2030年までに都内の新車販売でガソリン車をゼロにするという目標を掲げ、社会の脱炭素化に積極的な姿勢を示している小池さんは、フォーミュラE世界選手権「Tokyo E-Prix」の開催を決めた理由について「ZEV(ゼロエミッション・ビークル)への動きをより加速させていく一大イベントとして開催することといたしました」と説明。日産に対しては「地元開催となる東京大会では、普段以上の力を発揮してほしい」とエールを送った。
もう1人のゲストである女優の白石麻衣さんは、ステージパフォーマンスについて「純粋に楽しみで、今はワクワクしています」とコメントした。
ステージではダンスアーティスト「GANMI」と4人組管楽器ガールズグループ「MOS」が音楽と光のエレクトリックなパフォーマンスを繰り広げ、サーキットでは日産のフォーミュラEマシン「Nissan Formula E Gen 2」(ニッサン フォーミュラE ジェン・2)が周回を重ねた。
白石麻衣さんの声援が電気に?
今回のフォーミュラEでは、ファンとレースをつなぐ新しい応援の形として、声援を電力に変換して日産フォーミュラEチームに届ける「VOICE CHARGE」というプロジェクトが進められている。小池都知事と白石さんもステージで体験した。
イベントの終盤では日産 執行役副社長の星野朝子さんが「ガソリン車のレースはサーキットに行かないとなかなか見ることができませんでしたが、Tokyo E-Prixは間近で楽しめるレースです。今年は、日本からは日産のみの参戦となりますので、ぜひ応援をいただきたいと思います」とコメント。日本初開催となるフォーミュラE世界選手権「Tokyo E-Prix」は、お台場を颯爽と走り抜けるフォーミュラEマシンの姿を間近で見るチャンスだ。