昨年12月中旬に小田原市浜町から本町に移転。週に1回木曜日に開店する、REAU REAU CAFEをご紹介します。
午後1時ごろにはお店も少し落ち着くはずです!とのことで、そのくらいのタイミングで伺いましたが、なんとまだ行列ができていました!
ワクワク、そわそわしながら順番を待ちます。味のある木枠の黒板には、TODAY'S SPECIALがずらり。
こちらのレトロなドアにもメニューの張り紙が。どれも気になりますね!
さて、10分ほど並んで順番となりました。カウンターに今日のおすすめスイーツが並んでいます。開店1時間で、既に売切れてしまったものもあるそうです。右側にあるグリーンのホットビスケット。抹茶味ですか?と伺うと、「シンガポールでメジャーなパンダンリーフのエッセンスを使っています!」と店主のミカさん。初めて耳にする材料です。ほんのりと爽やかなココナッツのような香りがします。
画像出典:湘南人
スパイシーキャロットケーキ。一切れが贅沢なサイズですね。ミカさんはフランス菓子の勉強をされていたそうですが、見た目はアメリカンがお好きなんだそうです。
ナッツがたっぷりのタルトも美味しそうです。
使用する材料は、地元小田原産のフルーツから海外のものまで色々。ご縁で繋がった方が生産しているものを積極的に扱うとのことで、ミカさんにとっての「おもしろそう・おいしそう」が基準になっているそうです。こちらのダブルチョコレートビスコッティは、インドネシアのロンボク島のお知り合いから仕入れている、こだわりのカカオを使用しているそうです。少しだけ試食させていただきました。カカオにこだわりを持っているだけあって、芳醇でビターな香りにザクザクとしっかりとした歯応え。コーヒーのお供にベストマッチです。
焼き菓子も充実しています。可愛らしいお皿に載った木苺メレンゲは、たっぷりサイズで家族でシェアできそうですね。
小分けのクッキーもこちらでスタンバイしています。クッキー缶も予約販売しているそうなのでギフトにおすすめです。
取材中にも、次から次へとお客さまが訪ねてきます。目の前でどんどん売れていってしまうので、カリカリカリーフラワーのキッシュも大急ぎで撮影させていただきました。リベイクしてランチにいただきたいですね。
硬すぎず緩すぎずの絶妙なプリン。帰宅してからいただきましたが、キャラメルのほろ苦さに控えめな甘さがたまりません。
今回特別にキッチンも拝見することができました。英語のメモ書き、さりげなく掛かっているバッグやクロスの色使い、積み上げられた瓶がアクセントになっています。海外ドラマに出てきそうな可愛らしいキッチンです。
ご家族のお仕事の都合で海外生活が長かったミカさん。イギリスやシンガポールで暮らしていた期間も、菓子作りに携わっていたそうです。ロンドンの自宅近くの教会では、夕方になると誰でも入店できるコミュニティカフェがオープンするそうで、ミカさんはそこで英語を学びながら地元の方々にデザートを提供していました。シンガポールでは、企業の菓子教室講師として活躍。帰国してからはシェアキッチンを借りて、小田原で少しずつ活動を増やしていったそうです。
慣れない異国の地でも経験を積んできたからこそ、質の高いオリジナリティ溢れる個性的なお菓子を生み出せるんですね。旅するどこでも菓子製造人、今もまだ旅の途中なのでしょうか、小田原にはずっと留まっていて欲しいですね。
明るく気さくで自然体なミカさん。実は兵庫県のご出身です。「それでええやん!」と私の話にも熱心に耳を傾けてくれたことも印象に残っています。お客さまもミカさんとの会話を楽しみに来店されているように見受けられました。
「やっと開いてる時に来れた!」「まだ残ってる?」お客さまの声が行き交うREAU REAU CAFE。
確実にお目当てのお菓子を購入したい場合は予約をおすすめします。Instagramには美味しそうなケーキがたくさんアップされていますのでそちらもご覧ください。木曜の予定が空いた日には、小田原散策も兼ねて足を運んでみてはいかがでしょうか。
お店紹介
【REAU REAU CAFE】
■住所:〒250-0012 神奈川県小田原市本町2-5-20■営業時間:12:00~17:00(毎週木曜日営業、臨時休業や営業時間変更、イベント出店のお知らせはInstagramをご確認ください)■駐車場:無し(近隣コインパーキングをご利用ください)関連情報
https://www.instagram.com/reaureaucafe/
ご予約
https://edisone.jp/reaureaucafe/
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