テレビ朝日が運営するYouTube公式アカウント『ANNニュースチャンネル(ANNnewsCH)』のチャンネル登録者数が24日、400万人に到達した。
■テレ朝のニュース配信チャンネル、登録者数400万人に到達
ニュースだけを配信するチャンネルとして、2009年9月にスタートしたANNnewsCH。『報道ステーション』、『スーパーJチャンネル』、『羽鳥慎一モーニングショー』、『大下容子ワイド! スクランブル』など、地上波のレギュラー報道番組をはじめとするコンテンツ配信の充実を図り、登録者数は2020年3月に100万人を超え、それから約4年で4倍に。他局のニュースチャンネルの登録者数は200万人前後(2024年3月25日現在)となっており、倍近くの登録者数を誇る。Googleニュースイニシアティブ(GNI)イノベーションチャレンジの資金援助を受け、16:9の動画を、成長が著しい縦型動画に素早く変換できるシステム「ヨコタテくん」を開発して活用しているのも強み。YouTubeショートの視聴回数も増加しているという。
これまで、ニュースメディアの特徴の一つである「ライブ配信」を活用し、今年1月に発生した能登半島地震や、羽田空港での海保機と日本航空機の衝突の現状もリアルタイムで伝えた。また、アーカイブというインターネットならではの特性を活かした防災への取り組みをまとめたサイト「まいにち防災~災害を知り 命をまもる」では「2011年3月11日 東日本大震災」などのコンテンツが多く視聴されている。
今後は情報インフラとしての責任も鑑み、災害など、有事の際の情報をさらに増やしていく予定。その一環として、今年1月に発生した能登半島地震で大きな被害を受けた輪島朝市の過去と現在とこれからを見つめるスペシャルサイト「私たちの輪島朝市物語」を今月11日に立ち上げ、複数の動画をYouTubeで配信。また、日本人の死因トップである「がん」に関する正確な情報がいかに重要かを伝え、不確かな治療情報に振り回された20代のスタッフが制作した動画も公開していく予定だ。
【編集部MEMO】
テレビ朝日の2023年年間平均視聴率は個人全体で全日帯(6時~24時)3.6%・プライム帯(19~23時)5.5%となり、開局以来初めて全日・プライム2冠を獲得。全日帯は開局以来初、プライム帯は3年連続・開局以来4回目(単独は初)の1位となった。世帯では全日帯(6時~24時)6.4%・ゴールデン帯(19時~22時)9.1%・プライム帯(19時~23時)9.3%で、年間平均で開局以来初の3冠を達成。全日帯は2年連続・開局以来2回目、ゴールデン帯は2013年以来10年ぶり・開局以来2回目、プライムは4年連続・開局以来6回目の1位となった。中でも報道番組は好調で、『大下容子ワイド! スクランブル』は第1部10年連続年間横並びトップ(2023年個人全体2.8%/世帯5.4%)、第2部2年連続横並びトップ(2023年個人全体3.1/世帯6.0%)、『羽鳥慎一モーニングショー』は4年連続年間横並びトップ、7年連続 年間民放トップを獲得(2023年個人全体5.3%/世帯9.4%)を記録している。