SKY-HI、スキルフルなラップで魅せる王者の貫禄

3月23日(土)に開催された「ツタロックフェス2024」。SKY-HIのライブレポートをお届けする。

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この日唯一のラップアクトであり、20年選手のSKY-HI。”俺は飛行機乗りの家のせがれ”と自らの出自を明かし、”ジョーカーがジョーカーのままでキングになりかわりに来たぜ”と宣誓する「Crown Clown」で幕開け。オーディエンスは早速腕を突き上げ、上下に振る。ラッパーとしてもアイドルとしても一流でありながら、異端。多くのアウェイを経験してきたSKY-HIだが、ロックフェスで満員のオーディエンスに支持される姿はまさにキングであることの証明だ。

「Happy Boss Day」「Dramatic」と一瞬の隙も見せないエンターテインな流れを作り、「2カ月ぶりのステージなんだよ!」とシャウト。「常にやることは変わらない。あんたらを楽しめること」と言い切り、「Double Down」のコール&レスポンスをわかりやすく説明。どんなジャンルの音楽を好きだろうが、SKY-HIなら絶対に楽しませてくれるという信頼感が多くのオーディエンスを惹きつけていた。

2005年頃から渋谷TSUTAYAに通っていたと明かし、「20年近くマイクを握ってステージに立って、ツタロックフェスに呼んでもらってありがたいことこの上ないぜ、よろしく! 俺にはここを盛り上げるっていうミッションがあるからよ!」と叫んで、1stアルバム『Parade』をリリースしたばかりのBMSGのダンス&ボーカルグループ、MAZZELを生んだオーディション「MISSION×2」のテーマソング「MISSION」を披露。ステージに膝をつき、”輝くために生まれたきた”とど迫力で歌ったと思ったら、キレの良いダンスを見せつけ、ボスの凄みを示した。

「大きな事務所にいた時、居場所がないと思って1億円を使ってオーディションをやった」という約3年前の分岐点の話をし始めた。「何かをやるなら俺は背中を押す。音楽には背中を押す力もある」と訴えかけ、オーディション「THE FIRST」のテーマソング「To The First」へ。”その炎を燃やせ”と歌い切った後は、一転してハッピーなムードの最新曲「ヒッピー」。最後は「D.U.N.K.」でダンスサイファーを披露。居場所がなかったからこそ自分で作ったSKY-HIならではの圧巻のエンターテインメントショウだった。

<イベント情報>

Vポイント presents ツタロックフェス2024

公演日:2023年3月23日(土)、24日(日)

会場名:幕張メッセ国際展示場 9・ 10・ 11ホール

主催:CCCミュージックラボ(株)/ライブマスターズ(株)

企画:CCCミュージックラボ(株)

制作:ライブマスターズ(株)

運営:(株)ディスクガレージ

特別協賛:CCCMKホールディングス(株) / 三井住友カード株式会社

問い合わせ: https://cccmusiclab.com/tsutarock2024

<公式SNS>

Twitter:https://twitter.com/tsutarocklive

instagram:https://www.instagram.com/tsuta_rock_live_official/

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