JR西日本は、3月16日に実施したダイヤ改正で、金沢~七尾・和倉温泉間の特急列車(定期列車)を「能登かがり火」に統一した。5往復設定され、特急「サンダーバード」の683系リニューアル車両のうち、増結用の3両編成(普通車のみ)を使用して運転されている。
ダイヤ改正前の七尾線では、特急「能登かがり火」を上下各4本、大阪駅から直通する特急「サンダーバード」を上下各1本、計5往復を設定していた。3月16日の北陸新幹線金沢~敦賀間開業にともない、特急「サンダーバード」は運転区間を短縮し、大阪~敦賀間の運転に。七尾線経由で定期運転を行う特急列車は「能登かがり火」に統一され、現在は金沢~和倉温泉間で4往復、金沢~七尾間で1往復、計5往復を運転している。
あわせて使用車両も変更。以前は「能登かがり火」「サンダーバード」計5往復のうち、2往復を6両編成(グリーン車あり)、他の3往復を3両編成(グリーン車なし)で運転していた。ダイヤ改正後の「能登かがり火」はすべて3両編成(普通車指定席2両、普通車自由席1両)となったが、「JRおでかけネット」によれば「6両編成で運転する日があります」とのこと。ダイヤ改正前の「能登かがり火」は683系の他に681系も使用していたが、現在は683系3両編成による運転となっている。
なお、七尾線内で特急停車駅の見直しも行われ、ダイヤ改正前まで上下各2本が停車していた宇野気駅は全列車通過に。一方、七尾線とIRいしかわ鉄道が接続する津幡駅への停車は継続され、午前の時間帯に上り「能登かがり火2・4号」の2本が停車している。