2023~2024年にテレビ朝日系で放送された特撮テレビドラマ『王様戦隊キングオージャー』の劇中で使われた衣装や小道具類を展示し、作品世界をふりかえる豪華展覧会『王様戦隊キングオージャー 王の秘宝展』が、2024年3月23日から4月14日まで、「hmv museum渋谷6(HMV&BOOKS SHIBUYA 6F)」で開催される。

  • 『王様戦隊キングオージャー 王の秘宝展』メインビジュアル

撮影で使用された実物プロップも展示!

『王様戦隊キングオージャー』とは、宇宙の片隅にある惑星「チキュー」にある6つの国を治める若き王たちが、全宇宙を揺るがす未曽有の脅威から民の平和を守るため国の垣根を超えて団結し、力を合わせて戦う壮大な物語である。最新映像技術バーチャルプロダクションを用いて異世界の6つの王国の美麗なるビジュアルを作り上げ、従来の特撮テレビドラマの常識を超えたファンタジー的世界観を貫き通した本作。緻密な伏線の回収やあっと驚くドンデン返し、個性豊かなキャラクターそれぞれの魅力などが相乗効果となり、観る者の感情に真正面から飛び込んでいくエモーショナルなドラマが築き上げられた。

今回の『王の秘宝展』は、作品の中で実際に使用された各キャラクターの衣装、そしてドラマを盛り上げた数々の小道具が展示され、『王様戦隊キングオージャー』のファンタジックな世界観にひたれる空間が広がっている。さらには、今回のために撮影された6人の「王様」たちによる「展示品紹介映像」や、王様戦隊キングオージャーの1年間におよぶ激闘名場面を主題歌「全力キング」に乗せてふりかえる「スペシャル編集映像」も用意されている。

入口の横には、王様たちが乗り込む昆虫型機械生命体守護神シュゴッドが合体した巨大ロボット「キングオージャー」と、イシャバーナ国で製作され、ゴッカン国王パピヨンオージャー/リタ・カニスカがこよなく愛するテレビアニメ『もっふんといっしょ』のメインキャラクター「もっふん」が仲良く並んでおり、絶好のフォトスポットとなっている。どちらも撮影で使用された実物プロップである。

会場内は一部のエリアを除き、基本的に撮影禁止なのだが、キングオージャーともっふんは撮影が可能なので、ぜひいろいろな角度からキングオージャーの武骨なカッコよさと、もっふんの愛らしい姿を押さえていただきたい。

入口を抜けると、王様戦隊キングオージャーの立像展示フォトスポットが目に入る。左から、トンボオージャー、カマキリオージャー、スパイダークモノス、クワガタオージャー、パピヨンオージャー、ハチオージャー。それぞれの個性が際立つ剣(オージャカリバー)の構え方に注目したい。

会場内では、シュゴッダム(ギラ)、ンコソパ(ヤンマ)、イシャバーナ(ヒメノ)、ゴッカン(リタ)、トウフ(カグラギ)、バグナラク(ジェラミー)と、6つの王国をイメージした背景と、それぞれの「玉座」、そしてキャストが身に着けた衣装、装飾、武器(オージャカリバーなど)が展示されている(撮影禁止)。

そしてショーケースには、ドラマ中で各キャラクターが使用した印象的な小道具が展示されているほか、モニターでは6人のキャストがひとりにつき一点「特に印象的な小道具」を紹介する映像が流れ、ファンにはたまらない空間となっている。役を離れた「素」の状態で思い出のアイテムについて楽しく、熱く語るキャストの活き活きした姿を確かめてほしい。

今回の『王の秘宝展』は東京のほか、名古屋、大阪とつごう3ヵ所での開催が決まっていることから、各会場限定の展示コーナーも設けられている。東京会場のゴージャスさを観ると、名古屋、大阪での限定展示にも大いに期待が持てるというものだ。

23日の開催に先がけて行なわれたマスコミ・関係者向け内覧会にはメインキャストがかけつけ、入り口横のメインビジュアル・特大パネルに記念のサインを記しているほか、会場内の展示写真パネルにそれぞれの直筆メッセージを添えた。特に、ジェラミー・ブラシエリを演じた池田匡志さんはジェラミーお得意の言い回しである「~とさ」というフレーズを、自身の名場面パネルの目立たない箇所にいくつも書き込んでいるそうなので、ファンの方たちは目を皿のようにしながら見つけてもらいたい。メインビジュアルには、黒い影となっている部分にわざと黒マジックで文字が書き込まれている場合もあり、宝探しのようなワクワク感が味わえる。

ちなみにリタの衣装を着せた可動マネキンのポージングについては、リタ役・平川結月さんの監修が入ったことにより、オージャカリバーを持つ手の位置や、両脚の角度などがよりリアルなたたずまいとなっているので、そういったこだわり部分にも注目していただきたい。

『王様戦隊キングオージャー』全話の台本がズラリと並んだコーナー。王国のビジュアル表現にこだわった本作だけに、各台本の表紙も美麗にデザインされ、バラエティに富んでいる。大勢のキャラクターイラストで彩られた最終展開の台本は、表紙・裏表紙の両方が観られるよう、工夫が施された。

こちらは「360°ARフォトスポット ―好きな王国に潜入して写真を撮ろう!―」と題された、撮影OKエリアのひとつ。横にある二次元バーコード(6種類)を読み取り、インスタグラムを起動させると、スマホ画面にシュゴッダム、ンコソパ、イシャバーナ、ゴッカン、トウフ、バグナラクのAR背景が現れ、まるで自分がほんとうに「王の間」へ潜入したかのような体験が得られるというもの。記念撮影に最適なグリーンバックの空間があるので、そこで6王国に潜入した記念写真を撮ってみよう。きっと『王様戦隊キングオージャー』の作品世界をより身近に感じられることだろう。

  • ARによる「シュゴッダム」の360°背景画像

開催記念グッズも充実している。『王の秘宝展』特製クリアファイル(2枚セット)や、千社札ステッカーシート、ジェラミーが描いた絵本を模したパタパタメモ、イシャバーナ謹製・紅茶缶「とびっきりのアフタヌーンティー」、B5ノート「さよならもっふん(著:リタ・カニスカ)」、超特級希少米「すずめのなみだ」+トウフ国一合升セット、もっふんマスコット……など魅力的な商品が満載。またフォトブック、映像ソフト、音楽CD、そしてキャラクターをイメージした「香水」なども置かれており、これらのグッズがファンの人気を集めるのは間違いない。

『王様戦隊キングオージャー 王の秘宝展』東京会場は2024年3月23日~4月14日までの開催。そして2024年4月20日~5月12日に名古屋(hmv museum栄)、2024年5月18日~6月9日に大阪(hmv museum心斎橋)での開催が予定されている。

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