JR東海が新形式の通勤型電車として投入を進める315系。3月16日に行われたダイヤ改正に合わせ、新たに名古屋地区の東海道本線・武豊線でも営業運転を開始した。武豊線では、朝および夕夜間に名古屋駅から直通する区間快速でおもに運用される。
315系は2022年3月にデビュー。中央本線に8両固定編成の車両を投入し、中津川~名古屋間の快速・普通列車をすべて置き換えた。続いて4両固定編成の車両も投入。2023年6月から関西本線の名古屋~亀山間で営業運転を開始している。
今月のダイヤ改正で、名古屋~武豊間の区間快速などに投入された315系も4両編成。朝および夕夜間の通勤時間帯、区間快速に加え、武豊駅で折り返す普通列車も315系を使用していた。なお、武豊線は日中時間帯に大府~武豊間でワンマン運転を実施しており、こちらは引き続き2両編成の313系を使用している。
その他、SNSの投稿等で、岐阜方面へ向かう東海道本線の普通列車(一部)が315系で運転されているとの情報も。315系はJR東海の発足前後に投入された211系・213系・311系を置き換える目的で新製されており、2025年度にかけて名古屋・静岡都市圏を中心に順次投入する計画となっている。