3月21日から、渋谷PARCO前に巨大なスマートフォンのオブジェが出現。時折そのスマホに着信があり、周囲の若者が電話が苦手ゆえに苦しむ……という光景が注目を集めています。

  • 巨大スマホオブジェ

    渋谷PARCO前に出現した巨大スマホ

  • 着信で苦しむスタッフ

    着信で苦しむスタッフ

パフォーマンスの様子

実はこれ、ソフトバンクのオンライン専用ブランドであるLINEMOによる、「#電話が苦手です」というプロモーションプロジェクト。「電話が苦手だ」という若者を応援し、音声通話以外のさまざまなコミュニケーション手段を利用しようというキャンペーンなのです。

マイナビニュースでも既報のとおり、この「#電話が苦手です」プロジェクトでは3つの施策を展開しています。

  • 渋谷PARCO店頭のオブジェ設置/パフォーマンス
  • 東急東横線/東急田園都市線の電車ジャック広告
  • 渋谷スクランブル交差点でのオリジナルCM放映

このうち、渋谷PARCO店頭のオブジェ設置とパフォーマンスというのが前述の光景。スマホへの着信で苦しんでいた若者たちも、本当に苦しんでいるわけではないのでご安心ください。

オブジェ設置とパフォーマンスの初日となる3月21日には、担当者がオブジェの前でこのプロジェクトについて説明するシーンもありました。LINEMOの主要なターゲット層である20代・30代には電話(音声通話)を苦手にしている人が多いという調査結果があります。そういった若者たちに寄り添うことでLINEMOをアピールする、というのが第一の狙いのようです。

  • プロジェクトの狙いを話す担当者

    プロジェクトの狙いを話す担当者

また今回のプロジェクトでは、音声通話と併せてLINEのテキストメッセージによるコミュニケーションを活用することを提案しています。LINEMOはLINEアプリで通信(一部を除く)を行っても月間のデータ量を消費しないLINEギガフリーの設定があり、LINEとの親和性の高さが強みのひとつとなっています。「LINEをするならLINEMO」という訴求でLINEMOへの誘導を図るというのも狙いのひとつにはあるようです。

もっとも、PARCO前で繰り広げられるパフォーマンスではそれほど難しいことを考えるような内容ではありません。チラシ配りなどをしているスタッフが、ちょっと大げさなくらいに電話を怖がるというフラッシュモブ的なパフォーマンスで、知らずに通りがかると 「何ごとか」と驚いてしまうかもしれません。

  • 通常時のスタッフ1
  • 通常時のスタッフ2
  • 普通にチラシを配ったりしているスタッフたち

  • 着信に苦しむスタッフ1
  • 着信に苦しむスタッフ2
  • 着信があると、電話を怖がって苦しみはじめます

このオブジェ設置は3月24日(日)まで設置されます。着信があったときのパフォーマンスはは11時から20時まで、15分ごとに行われるそうです。

ちなみに前述のトレインジャック、スクランブル交差点のビジョンモニターでのCM放映もすでにスタートしています。今週末、渋谷に行く御用のある方は、ぜひチェックしてみてください。

  • トレインジャック広告

    トレインジャックの広告(写真提供:ソフトバンク)

  • スクランブル交差点のビジョンCM

    スクランブル交差点のビジョンCM